シンガーソングライターとして熱心なファンを獲得している川江美奈子さんが37歳・デビュー5年目を記念して3年半ぶりにリリースした3枚目のオリジナルアルバムです。ライヴでは多くピアノ弾き語りで情熱的な歌を聴かせてくれるぎゃんちゃん(川江さんの愛称)。 季節感や細やかな感情表現に富む曲が魅力ですが、そうした魅力を余すところなく注ぎ込んだ渾身の1枚です。従来の作品は、編曲はほとんど武部聡志さんばかりでしたが、このアルバムでは武部さんのほか藤井理央さん、河野圭さんが分担して担当しており、違った味が楽しめます。ただまぁ、私の好みとしては武部さんのアレンジのほうがよいという気がするな。それに「春待月夜」や「孤高の君」は、このアルバムに収録されているオケ・バージョンより、非売品CDに収録されているピアノVer.のほうが好きだけど・・。あと、このアルバムでは、川江さん自身がピアノ弾いてないのが残念。一部の曲だけ本人の弾き語りでは統一感が無くなるとかの制作上の意図があるんでしょうけど、今後の作品ではまた彼女自身のピアノも聴きたいです。あと、彼女はまだまだ沢山の曲を作り溜めしていてライヴで披露しているから、次のアルバムも早く出してほしいな。