1stの荒々しさを求める方には物足りないかもしれないけど、むしろ2ndが気に入ってる人の方が聴きやすいと思う。O.N.Oのトラックは先行シングルのPHASE3を聴いても分かるようによりダンサブルでまさにクラブ色の強いのになり、それはこのアルバムでもしかり。だからハーコーな音を期待しちゃダメ。でも中には重めのギターサンプルとかビート使ってるのもあるから、アルバム一枚の中でも静と動のバランスが上手く取れてると個人的に思います。で、音の方は賛否両論ありそうだけど、BOSSのリリックは今までも良かったけどさらに上のレベルへ。リリックに関しては捨て曲無しで、一時期MJPに所属していた故FREEZER BELLやオーストラリアで服役中のBIG JOEに宛てた言葉とかは北の独自の繋がりが感じられて良い感じだし、「三十過ぎが守ってちゃ先は短い」って言葉にも表れているように、BOSSが自らが歳を重ねたことを自覚し、今の状況を全て飲み込んだ上での新しいステップの言葉を紡いでいるのが素晴らしい。赤く燃え盛る炎じゃなくて、蒼く揺れる真に熱い炎って感じのテンション。リーディングに近い語りが多くて聴いていて退屈になるかもしれないけど、リリックは一つ一つが格言レベル。だと思います。自分の中では長く付き合えるアルバムです。大人による大人の為のヒップホップ。そんな形容が合うのではないでしょうか。