内容紹介
「PIPELINE ALASKA」が記憶に新しい筆者が
北極圏の最果ての地を経て辿り着いた現在地、東京。
“レンズマン” 石塚元太良の目に映ったものを捉えた
瑞々しいスナップは必見。
憑かれたように遠くまで出かけていたかつての旅が
身の周りにあるモノを見つめる時間と円環のようにつながり
ふりだしに戻ったかのように、モノたちが語りかけてくるままを撮る。
ここにあるのは誰しもが味わうことのできる視覚の旅の記録。
レビュー
「STUDIO VOICE」2009年7月号記事よりなぜ写真がこんなにも声を放っているのかはわからない。
だが、なぜ石塚がシャッターをきったのかはよくわかる気がする。
きっとその理由は “写真” でしかなく、それ以上の根拠を持たないのだ。
日々僅かに変容する感覚が、日常に新たな景色の手掛かりを捉え
カメラを通じて平面化された現実が、そこにあった現実を超える “何か” を暗喩する。
その “何か” とは何か?恐らくその答えもまた “写真” でしかない。