JACKSの名前だけは知っているが、何も知らない・・・という状況の中、近くのCDショップで<音蔵>シリーズを見つけ、
初CD化された「ジャックスの世界」を購入した。
その当時、実は、JACKSにも早川義夫さんにも、
既に出遭っていたことに気づいて、驚くと共に、運命を感じた。
小学校の時購入した大好きな曲「サルビアの花」(もとまろバージョン)の作曲者と、作詞者のお名前を歌詞カードに見つけた驚き。
中学校の時、ラジオで偶然かかって、物凄く憂鬱で気持ちが悪くなり、蹲ってしまった曲が「からっぽの世界」だった。
出遭いって、本当に大切。
運命を感じてしまう思い込みの強さのお蔭で、どうにか今日まで生きてきたような気がする。
へヴィーな楽曲が多いのだが、「時計をとめて」や「どこへ」などもキラリと光っている<ジャックスの世界>は、
無性に聴きたくなる時があり、
深夜の密かな愛聴盤となっている。
早川義夫さんご自身の解説も興味深く、拝読した。
聴くのは、真夏か真冬が、ぴったりな気がする。
叫ばずにはいられない何か… この発熱と湿気がまた、独特で、癖になる。
そろそろ、リマスター盤が欲しかったので、このBOXを購入したが、
<ジャックスの世界>本編の音質が向上したばかりか、single versionなど、ボーナスがたっぷりだ。
特に<エコーズinラジオ>は、お馴染みの曲の全く違ったヴァージョンを集めたもので、正直、感動した。
日本のロックの先駆者のように言われている彼らだが、
ここでは、スピリットは鋭いままで、フォークにプログレッシヴ・ロックのテイストを加えたようなアレンジ。
新鮮な驚きの連続だ。
<ジャックスの奇蹟>では、角田ひろさんのパワフルで巧いヴォーカルに若干の違和感があったものの、(飽くまでも個人的な印象)
短くも激しく燃えた、彼らの活動期間が集約されたBOXだ。
仕様については、紙・ジャケが小さめ、ブックレットが薄めであることに、少々の不満はあるけれども、
JACKSの特異な存在感が示されていることに、何の不満もない。