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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
石田衣良の見事な裏切り!,
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レビュー対象商品: LAST (単行本)
直木賞受賞後の第1作。どの作品にも「LAST~」というタイトルがつけられているように、ぎりぎりまで追いつめられた人間の姿を描く短編集である。スト-リーの設定は、馳星周ばりのダークさだが、変に暗さだけを強調することなく、その逆境の中でも懸命に生きようとする人物が登場する点にこの作者の良さが表れているように感じた。 前作ではティーンエイジャーを描き、得意の爽やかさを前面に出した作品だったが、今回はその路線を見事に裏切った傑作だと思う。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
『池袋〜』や『4teen』とは違った・・・。,
By 紺碧の飛行人 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: LAST (単行本)
読み終えると、いくらか疲労感がたまったような―だったら読まなければ良い、というご批判は最もですが、それでも読者を放さないだけの力はあると思います―印象を受けました。多分に感想というものは、読者の属する階層(金銭感覚から職業にいたるまでのもの)に依存するとは思いますが、本作品に対する感想は大別して、「笑いとばされるような陳腐で現実味のないもの」か「現実の世界に起こりうる事象として、臨場感を伴って体感できるもの」に二分されるのではないでしょうか。私は後者の感想を抱きましたが、幾分すっきりした文体で表現される彼の本作品の文章は、それでもドロドロとして人間の否定的な部分―時代や場所が変わっても肯定的に捉えられるものではないが、確かに存在するもの―を多く描きます。 全体的に迫力があるわけではありませんが、私にとってはどことなく疲労感のたまるものでした。上記の前者のような感想を持つ方のほうが、評価は低くとも素直に楽しめるのではないでしょうか。 石田氏の作品では、個人的には『池袋ウエストゲートパーク』や『4TEEN』の方が断然好きです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いつも通りの石田節という印象,
By mirai_spring (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: LAST (単行本)
7人の人生「崖っぷち」の人間を描いた短編集。「ダーク&ビター」という触れ込み通り、確かに 暗く救いのない話もある。でも全体としては、 他の作品と同様に非日常を現実的に描きながらも 救いを感じられるところもある作品だなぁと感じた。 7人の順番をこの順にしたのも意味があると思う。
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