復帰後の歌唱力や、プロデューサーの変化から、なかなか購入に踏み切れなかった。
それでもようやく鬼束が戻ってきたという喜びから、取りあえず、レンタルをしてみた。
『やっぱり歌唱力が落ちたなぁ、アレンジがなぁ・・・
前のような壮大に包み込む歌ではないなぁ』などど思いながら聴いていたが、magical warldから一変した。
特にAngelinaの歌詞『この空白は私だけのもの/私が愛さなくて誰が愛する/私はまだ死んでない/私は飾りなんかじゃない』等は、
あまりにも彼女の状況に合い過ぎていて、聴いているのが苦しかったが、
活動休止中の自分を受け止め、また歌おうとしている彼女に涙が止まらなかった。
アルバムとしては以前の物より完成度は低いと思うが、このアルバムが今までで一番、
彼女が自分自身を削っているような、彼女の血や肉で出来ている様なアルバムだった。
レンタルやダウンロードではなく、パッケージで購入しなければ失礼と感じるアルバム。
一般にはあまり薦める作品ではないが、以前からのファンには、ぜひ買って欲しいと思う。
今の彼女の心の訴えを絶対に感じられると思う。
あれだけの歌詞を書く人だから、私達が気にも留めなかったり、見てみぬふりをする
世間のおかしなところに、ひどく敏感なのだろう。
それ故、心配でもあるが、彼女のペースでこれからも彼女だけの表現していって欲しい。