「DAYBREAK'S BELL」でファンになった者です。
「DAYBREAK'S BELL」は好きでファンになったが、ラルクの存在自体に興味をひかれるほどいい曲だった、としかいえなくなった。よかったという感覚が先行して、具体的な理由考え付かず。なので、また客観視しかできなくなった。しかしそのおかげでラルクが見えてきた気がする。
自分にとって初めてラルクの世界へ足を踏み入れるアルバム「KISS」。最近のロックサウンドよりも初期に近いと言われているのも頷ける、サウンドは凝っているが歌が主体。そこは今まで思っていたとおり。
ただ。その認識の甘さ。一本槍のロックバンドでも歌謡楽団でもないとは思っていたが、この曲の振れ幅、よくよく考えると自由すぎる。J-POPシーンで曲調がコロコロ変わることは決して珍しくないが、アイドルのそれとはわけが違う。シングルだけみてもバラバラ、「DAYBLEAK'S BELL」が他と感じ方が違って当たり前じゃないか。
4人の感性が混ざりあってラルクという大きな個性が成り立っているという奇跡。ラルクはこのアルバムで、どんな音を鳴らそうが決して揺るがない巨大なラルクの世界を示したように思う。「Pretty girl」のロックさも「砂時計」の陶酔感も「Hurry Xmas」のベタなクリスマスカラーさえラルクの中にあったもの。変化したとか原点回帰とか色々分析もされてきたろうが、ラルクを追いかけて一周してきたかのようなこのアルバムに辿り着けば、ラルクの手の平の上だった。それほど広くて深いバンドである。
結論。胸張ってラルクファンとは言えないかもしれないが、巨大なバンドだということを思い知った。まいった。
今は「KISS」の持つ豊かな表情を楽しんでいる途中です。そしてこれから、広大なラルクの楽園を廻ってみようと思います。