登録情報
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| 1. So What |
| 2. Freddie Freeloader |
| 3. Blue In Green |
| 4. All Blues |
| 5. Flamenco Sketches |
| 6. Flamenco Sketches (Alternate Take) |
発売と同時に大きな反響を呼んだこの演奏は、新時代のジャズとして、60年代のジャズシーンを主導する重要な歴史的役割を果たした。またこの作品は、ジャズファンだけでなく幅広い層から長期にわたって支持されたこともあって、ジャズアルバムでは異例ともいえるセールス枚数を記録している。
綿密に構成された内容は、それまでのジャズのイメージを変える斬新なものだ。(後藤雅洋)
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32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
二人の天才の解逅。,
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レビュー対象商品: Kind of Blue (CD)
もう、言わずもがなの傑作にして、「モダンジャズの最重要作」であるのは周知の事実であるが、現在でもこれほど売れていて、多くの人が「傑作」の評価をしているにもかかわらず、実際のリスナーによる反応が割りと微妙な意見が少くないというアルバムも珍しい。このアルバムを「嫌いな人」というのは、「スタティック(静的)な演奏で、楽しめない」ということを、口を揃えて言うが、確かにその意見も当たってはいると思うのだ。 マイルスではなくて、エヴァンスの側からこのアルバムを聞いた人なら、「完璧にエヴァンスがコントロール」しているということは、比較的容易に気づくが、マイルスのアルバムの延長線上から本作を聞いた人には、「音楽のダイナミズム」が感じられないのかもしれない。 ビル・エヴァンスについては、説明の必要もないだろう。マイルスと同じく、「新しいジャズ」の奏法を考案した理論派で、ジャズピアニストの巨人である。 しかし、エヴァンスとマイルスとの歴史的解逅はこの一作をもってして終焉してしまう。何故なのか? それは、エヴァンスがマイルスバンドでライヴ演奏をしていると、黒人の聴衆たちから野次られ、物が飛んできたりした状況が続いたためだった。 そう白人差別である・・・。 さすがに若いエヴァンスもそれが嫌になって、脱退したというのが真相である。 だから、そういうことが無ければ、合計三枚くらいは続けて作られていたであろう。 モダンジャズそのものを作り上げた、偉大なる巨人二人の共演。 たぶん、2枚目、3枚目と作品を重ねるごとに、「ダイナミズム」もあらわれた、本作以上の「大傑作」が誕生していたことであろう。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
モダン・ジャズ史上に輝く金字塔,
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レビュー対象商品: Kind of Blue (CD)
「Kind of Blue」(1959) のような歴史的名盤については語り尽くされているので素人が今さらレビューするのはおこがましいのだが、録音後半世紀もたった今聴いてもやはりその内容の素晴らしさに圧倒される。ジャズに「様式美」や「格調」などというような語句は本来ふさわしくないのだが、このアルバムを聴くとどうしてもそういう表現を使いたくなる。ビル・エヴァンスが自らライナー・ノートに記しているように、マイルスは既成のレパートリーを一切使わずに、当日持ってきた簡単な曲のイメージ(ドリアンモード)だけをメンバーに見せて、一発で録音に臨んだと言う。以降代表曲となる、マイルスの口癖をタイトルにした ”So What” はこれが初演である。この一発勝負をエヴァンスは、描き始めたら最後、失敗や途中修正が許されない日本の「墨絵」の画法に譬えているのだが、これこそ「即興」を命とするジャズの究極の形でもあり、それをセクステットの集団即興として一気に行うことがどれだけプレイヤーに緊張を強いるか想像もできない。しかも当時からジャズの録音は同じ曲を何takeか録ってbest takeを採用するのが普通だが、一発録りの全てのtakeが聴いての通り、無駄な音がそぎ落とされた一期一会の緊張感と、マイルスの研ぎ澄まされた美意識が溢れる空前絶後の名演ばかりなのである。その張りつめた緊張感ゆえに、このアルバムには普通のエンタテインメント音楽としてのジャズ的快感は希薄であるが、美しく、また難解でもなく、上質な音楽として誰もが楽しめる普遍性を持っている。部分参加のウィントン・ケリーとキャノンボールはまだモード未消化という演奏だが、”So What” や ”Blue in Green” を筆頭にマイルス、コルトレーン、エヴァンス三者の演奏の圧倒的素晴らしさがそれを補って余りある。 ビ・バップからハード・バップを経た20世紀半ばのいわゆる "モダン・ジャズ" は、やはり1959年(昭和34年!)のこのモード奏法による「Kind of Blue」を以て音楽的頂点に達したと言うべきだろう。ジャズという音楽のエッセンス、イディオム、美しさの全てがこのアルバムの中に高い次元で封じ込められている。ジャズ史上、時代を超えた価値を持つ、芸術の領域に達したジャズはあるか、と聞かれたら最初の答はマイルスのこのアルバムを置いて他にない。この後60年代からジャズはモード、ロック、フリー、フュージョン等々…へと拡散と変身を続け(マイルスはまたもやその先頭にいたのだが)、21世紀の今はアメリカ生まれのワールド・ミュージックの一つとなった。だが実は現代の地球上のあらゆる音楽の中にジャズ的なるものはしっかり溶け込み生き続けているのである。そして半世紀前のこの「Kind of Blue」こそ、その歴史的原点だと思う。
65 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
マルチチャネルとステレオのSACDです。,
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レビュー対象商品: Kind Of Blue (CD)
このアルバムの国内版のSACDは通常の2Chのステレオ版ですが、この輸入版のSACDには、マルチチャンネルとステレオの2種類の音源が収録されています。マルチチャネルで再生すると、小さなライブハウスで、ステージの直前で聞いているような感覚がします。演奏者の汗が飛んでくるような臨場感を味わえます。一方、ステレオで再生すると、比較的広いジャズハウスで、ステージから20mほど離れた座席で、静かに落ち着いて聞いている感じです。これは有名なアルバムですので、このアルバムの解説は、簡単に入手できます。そのため、日本語のライナーノーツがなくても困りません。SACDのマルチチャネルの再生環境がある方は、こちらの輸入版をお勧めします。
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