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それほど、この曲が良い意味で浮いています。
調和のとれすぎていない、一曲一曲が孤立していながら、まとまってます。
ナンバガ調の曲、ナンバガ好きな私にとって嬉しかった。
前作と変わっているのは、Vo.ゴッチ氏の歌唱力の上達。
感情の交換、意思の疎通が人と違った(らしい)作詞者:後藤正文の
内面が、丸ごと表れた『現代の詩』。
完全なる叙情詩、溢れる感情、寂しさ・切なさ・優しさ。
『繋いでいてよ』と唄うのに、暗号的で抽象的な歌詞が目立つのは
『俺の事理解して欲しい/理解されてたまるか』という複雑な彼の
心の表れだと思います。人との繋がりを凄く大切にする彼ですが、
自分は開ききれていない。それがとてもよく伝わってくる。
『電波塔』なんかは正にそれを語りかけてくるような曲です。
決して誰かのことを代弁してる訳ではないけれど、それでも共感して
しまうのは、自分の中にある弱さと重なるから。かなぁ。
ちょっと寂しい思いをしたことがある私は、本当に心に染みて
涙が出ました。
サウンドはカナリ攻撃的。叙情詩に負けずギターが凄くエモーショナル。
叫ぶ曲も結構あって、疾走感・高揚感が気持ち良い。
2本のギターの絡みも格好良いし、何よりメロディが素晴らしい。
何だろうな、曲とメロディが良い感じに絡まり合致する部分を
よく分かってるというか。
曲が欲しがっているメロディを知ってるというか。
どの曲に関しても言えるのは、どれも凄くエモーショナルであるということ。
『後藤正文の声は特徴が無いし弱い』っていうのよく見かけるけど、
この曲でこの歌詞ならこの人で以外唄える人、いないと思います。
この声で無ければアジの曲の良さは、半減じゃないでしょうか。
『普通』だから良いと思うのです。
最近はどんどん上手くなって、高音もカナリ出るようになってるし、
唄える曲の幅も広がってて何よりです。
ただ『未来の破片』みたいなシャウトが聴けなくなるのは少し寂しいかなw
演奏の甘さ、楽曲の荒削りさ、ボーカルの弱さ、
全て含めて、このアルバムが大好きです。
アジの真っ青な一枚、是非聴いて下さい。
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