ゲームの音楽鑑賞モードで腐るほど聴いてきたので、サウンドトラックを買うことまではずっとためらってきました。3990円とちょっと高めだし、携帯音楽プレイヤーで持ち歩くというよりは自宅でじっくり聴きたい曲ばかりだったので、それだったら音楽鑑賞モードでもいいかな…と。
でも買ってみたら、全く後悔しませんでした。数多くのボーカル曲も全部フルバージョンで収録されてるし、お気に入りの「恋文」だけはゲームでもフルバージョンだと思ってたら、まさか2番からだったとは。一番の詩を聴いてみて、静流の気持ちがさらにしみじみと伝わってきて、聴き入ってしまいました。
たとえば僕の大好きな戦闘の曲「Scene of carnage」ですが、イントロが神がかってるほどいいと思うんですが(ゲームでは自分のテキストを読み進めるスピードとちょうど合って、イントロ終了と同時に戦闘が始まると盛り上がりがハンパない)、音楽鑑賞モードで聴くと1曲リピートされるものの、イントロは最初の1回しか聴けない。もう一度聴きたかったら曲をクリックしなおさなきゃいけなかった。
でも、このCDに収録されてる曲では、もちろん1曲リピートにすればイントロ部分を何回も聴けるし、何より曲の終わり方が工夫されてます。こういうゲームのサウンドトラックでは、ゲーム楽曲って基本エンドレスだから2ループ目に入ると「フェードアウト」の手法で音を小さくしていって終了ってのがほとんどで、それが結構興ざめ要素でもあるんですが、このCDでは1ループ目が終わると自然に曲を終わらせてます。完成された1曲を繰り返し聴けるという感じです。でも、フェードアウトの曲もありますけどね。
もう今は、ゲームを音楽鑑賞のために起動させることはほとんどなく、PCに取り込んだこのCDを聴いてます。値段も高いと思ったけど、そんなことなくむしろ太っ腹に安いですよね。ボーカル曲だけ別のCDで出してもよかったものを、全部まとめて3990円で買わせてくれるのだから。さらに楽譜付きの豪華なブックレットに、豪華なピクチャーCDレーベル仕様(篝・小鳥・篝)。
でも、他の方も書いてますが、「渡りの詩」の翻訳は付けて欲しかった。こんな芸術的なメロディの曲まで作曲できる麻枝さんってホント多才だと思うし、ボーカルがつくことでさらに圧倒される曲になるけど、何語か分からなくて何を歌ってるかも分からなければ、感動も減ってしまう。日本語でカバーしている「CANOE」とはまた違うようだし…。