7.0に続いて2009の批評をしてみます。
カスペルスキーの批評は今回で3回目になるが、やはり今回も広いユーザーに安心して使ってもらえるように出来上がっていると思う。ファイアウォールの機能強化、アクセスコントロールなどの新機能搭載、そして一新したインターフェースなどより分かりやすくなっている。加えて強固なセキュリティを保ちつつ、立ち上がりが遅いという欠点も解消してきた。スキャン速度も上がりアップデート間隔もより頻繁になるなど変更項目は幾つかある。アクセスコントロール機能の追加はさらなるセキュリティの向上につながる。いわばプログラムごとに細かく権限やリソースなど調整することができる機能でより強固にできるが、逆に初心者のハードルを高くしたことと、細かな調整が増えた分やや難しくなった感はある。しかし、分からなければそこはいじらず必要だったら微調整していけばいいと思う。今回もかゆい所に手が届き細かい所まで作りこんでいるのは好感が持てる。
アンチウイルスとしての性能は、 国際的なセキュリティ比較で有名な「AV-Test.org」の最近のデータを参考にする限りだと1位ではないものの今年も上位を維持している。GDataのAVK2009やF-Secure2009が検出率でKISを上回り、Avastも良い成績を残している。KISは1位ではないものの、それでも世界的に見た場合上位に位置していることに変わりはないので今年も性能としては問題ないだろう。
全体的に、今回も総合セキュリティソフトとして安心できる製品に仕上がっていると思う。ただ、こうして見ると検出率のより高いソフトに惹かれてしまうことがあるがいずれにせよ上位に位置していることに変わりはないので後は好みの問題だと思う。また、ファイアウォール性能、フィッシング対策やrootkitなどの脅威、迷惑メール対策等幅広く対応しているか。パフォーマンス、使いやすさ、サポート、本体価格、更新価格はどうなっているかなど、検出率だけに捉われないようにセキュリティソフトを選ぶのがいいと思う。