□カラヤン60年代のグラモフォンレーベルが安価になって、一気に楽しめる。LP時代の価格を思うと、信じられない気持ちだ。ジャケットはオリジナル重視で懐かしさ一杯。解説は韓国語、英語、日本語など混在しているがたいした問題ではないと思う。昔の音源がCDで再発されていつも気になるのは音質だ。試しにドボルザークの『新世界』をLPと比較してみた。オーディオマニアであれば、LPは高域に強く、CDは低域に強いのは誰でも知っていると思う。今回のCDは高域がかなり強調されていて、くすんだトランペットの音が金ぴかに聞こえる。低音はもちろんLPより音量バランスが強い。鮮明に聞こえるのは強調の為であろうが、その分長く聴いているとLPよりも疲れてしまう。良くも悪くも今流の音作りである。音質には否定的なことをいいましたが、それでもこの企画と価格であれば文句のつけようがなく、70年代の続編企画を期待させるものです。