このアルバム、ピコピコした音と表現されることがありますが、私にはそうは聴こえません。
たぶんギターのブリッジ・ミュートした単音カッティングのリフの音を指していると思いますが。
これはこういう奏法なので非常にきれいにキマっていると思います。(コンプレッサーくさい感じがしなくもないですが)
この手の奏法はアル・ディ・メオラやパコ・デ・ルシアなどが非常に得意とするもので、ウォルター・ベッカーも得意でよく使います。
1曲目のギターの高音部でのファンキーなカッティングはちょっとコンプレッサーで整え過ぎかと思いますが、許容範囲でしょう。
このアルバムはアーバンロック寄りのAORとしては、非常に完成度が高いと思います。
夜のハイウェイのドライブのお供に最適で、たら〜っと聴き流すのにも耳に心地よいですが、注意して聴けば毎回新しい発見があるような仕掛けも随所に見られます。
ドナルド・フェイゲン健在と思います。
私がスティーリー・ダン〜ドナルド・フェイゲンのアルバムで一番好きなのは、フェイゲンのソロ第一弾ナイトフライで、次にガウチョ、幻想の摩天楼の順で、エイジャ(彩)はその次くらいです。
このアルバムはその次くらいでしょうか。
とにかく、最初聴いたときパッとしない印象を受けても聴き続けると味が出てくるアルバムだと思います。