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Kaguya―月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫)
 
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Kaguya―月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫) [文庫]

鴨志田 一 , 葵 久美子
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“自分の見ているものを他人に見せることができる”という使い道のない超能力を持つ真田宗太。そんな超能力を隠して普通に生活していた宗太は、ある日、自分の住んでいるマンションの前で不思議な少女と出会う。少女は素肌にシーツを巻きつけただけの姿で、頼りなげにしゃがみこんでいて、しかも目が見えない様子で…。ひょんなことからその少女、立花ひなたと一緒に暮らしはじめた宗太は、彼女が特別な力を持っていることを知り…。不思議系ヒロインとのラブストーリー、誕生。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鴨志田 一
1978年4月11日生まれ。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 318ページ
  • 出版社: アスキーメディアワークス (2008/04)
  • ISBN-10: 404867014X
  • ISBN-13: 978-4048670142
  • 発売日: 2008/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
自分が見たものを他者に見せる事ができる能力を持つ少年宗太は、ある日、自宅前でシーツ1枚に包れた少女ひなたと出会う。
実はひなたには、とんでもない秘密と能力があった。
ひょんな事からひなたと一緒に暮らすことになった宗太は、連続殺人事件へと巻き込まれていく。

【設定・世界観】★★★
14年前の月からの隕石落下により、異能の力を宿した子供達「ムーンチャイルド」が一定の割合で発生している世界。
「アルテミスコード」と呼ばれるその力は、一つとして同じものはなく、強度、影響範囲も様々なものだ。
アルテミスコードを使用した犯罪事件を解決するため、「ムーンチャイルド」を擁した公安特課が、警察に組織されていた。
宗太、ひなたは、公安特課のメンバーとして、連続殺人事件の解決に取り組んでいく。

異能の力を持つ者が虐げられてる世界。
異能の力をもった者が犯罪を犯す。そして、それを取り締まる為の異能者の組織。
この世界観は、まさにX−men そのものだ。
決して新しいものではなく、むしろ陳腐なものと言っていいだろう。

ただし、次の設定は非常に面白いと思った。

宗太は、自分の見たものを他人に見せることができる能力を持っている。
ひなたは、重力制御という最強の能力を持っているが、全盲だ。
ひなたの力を活かすため、宗太が彼女の目となり、二人一組で行動する。
ひなたはハンデを背負っているが、それを補って余りある能力を擁し、宗太の能力は大きなものではいが、ひなたをサポートをできる。

この組み合わせは非常に面白いと思った。

また、物語の最後で宗太の能力が、実はこれだけではないことが明らかにされる。
この設定が今後、どのように展開されるのかは、楽しみである。

【キャラ】★★★★
主人公宗太はムーンチャイルドではあるが、それ以外は平凡な高校生。ライトノベルの定番な設定である。
ただ、彼のバックボーンがいまひとつ分からない。
なぜ、公安特課に属しているのか、何をしたいのか? 
そのあたりの事は物語が進めば、もう少し明らかになるのだろう。
今後の展開が楽しみなキャラではある。

メインヒロインひなたは、本当の両親も分からず、施設をたらい回しにされ、ずっと被験者として生きてきた。
5年前に光を失い、自分の生きる場所を必死で探している。
という、悲劇的なヒロインである。
なぜ、彼女は自分ひとりで何でもできることを証明したいのか。
全盲である彼女が、なぜ、危険な捜査に協力をするのか。
ひなたの行動原理、思いには、共感する部分が大きい。
また、素直で一生懸命な性格は、好感が持てる。

今後、もう一人のヒロインになるであろう千歳。宗太が思いを寄せる少女。
彼女のイメージが、いまひとつ捉えられなかった。
ただし、今後の展開次第では、面白くなりそうなキャラではある。

その他のキャラも含めて、魅力的なキャラ設定は出来ていると思った。

【ストーリー】★★
タイトルにあるが、この物語は「ミステリー」になっている。
謎の連続殺人事件を追いかけ、犯人を捕らえたと思ったが、実は真犯人は…
という、謎解きがメインストーリーになっている。

ただし、ストーリー展開に穴があり過ぎる。

いくらライトノベルとは言え、もう少しどうにかならなかったものだろうか?

(具体例)
・ひなたは施設から脱走した理由は何か?(全盲のひなたが、なぜ脱走できたのか?)
 施設の待遇が悪かったから逃げ出したという理由であるなら、彼女が今度公安特課に配属されるのを知っていた事をどうやって説明するのか?

・結局、犯行は単独犯ではなく、組織的なものだったと匂わせる結末であったが、
 では、なぜ最後まで「犯人」一人にやらせていたのか?
 組織があるなら、もっと効果的にできたのではないか?
 (もしかすると、これは、2巻以降で説明があるかもしれないが…)
 
・(犯罪組織があるとして)なぜ、この組織は殺害予定者達(未解決事件の犯人達)を特定することが出来たのか?
 北海道と鹿児島の事件は?
 (これは、2巻以降明らかにされるのであろうが、余りにも投げっぱなしのことが多すぎる。)

・由佳里の殺人の動機がいまひとつ理解できない。そんな些細な理由で人殺しをするか?

・なぜ、犯人は、被害者の携帯電話を携帯するなどという、決定的なミスを犯したのか?
 そもそもそんなものを持ち歩く理由がない。

・千歳がなぜ由佳里が人を殺したのを知っていたのか?その理由の説明が無い。
 知っていたにも関わらず黙っていたなら、犯人隠匿罪であるが、彼女が責を問われた記述はない。

・三好沙織を餌に真犯人を誘い出そうとした瑞樹は、一体何がしたかったのか?
 その目的が全く分からない。彼女にとってどんなメリットがあったのか?

・三好沙織は、なぜ宗太達の誘いに乗ったのか? 
 そのまま自首をすれば良かっただけであり、わざわざ危険な立場になる必要性は皆無であったはず。
 宗太達は単独で行動しており、罪を軽くするような裁定取引などは出来るはずもない。
 結局、三好沙織は自首しているし…

・犯罪組織は、なぜ、犯人が宗太達が仕掛けた罠に落ちるのをわざと見過ごしたのか?
 (カラスに拠る監視を行っていたので、組織は罠であることを分かっていたはず)
 犯人は貴重な戦力だったのではないか?

・犯人には地下にあるガス管を爆発させることが出来る能力がある。(少なくともミドルレンジで使用できる。)
 この力があれば、ミドルレンジでは相手に負ける訳がない。相手の血液を沸騰させてしまえばいいのだから。
 なぜ、最後の戦いで負けるのか、意味不明。

【文章力】★★★
時々、だれがしゃべっているのか分からなくなることがあった。
ただし、全般的には読みやすい文章であった。
ライトノベル作家としては、平均以上。

【イラスト】★★★
かわいらしい絵柄で、作風と合っている。
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By 後野まつり VINE™ メンバー
形式:文庫
前半のまどろみと、中盤に起こるそれまでの内容からは想像も付かない事件、そして終盤の2転3転する状況に、もしかしてこの話の前にもう1話あったんじゃないか?という錯覚さえ覚えます。キャラクタの特徴がまだよく捕らえられていない事もあり、途中誰が喋っているか分からなくなってしまうシーンがちらほら。とはいえ一筋縄ではいかない物語という事は理解できたので、散りばめられた伏線も含めて今後に期待します。
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By  
形式:文庫
自分がKaguyaを買った理由は、本屋で電撃のところを見ていたらちょうどこの本があり、表紙絵に惹かれて。
値段見て迷ったが、まぁ内容的には面白かったし、よかったと思う。
ただ、個人的な意見からすると、挿絵にちょっとがっかりしたかな。白黒だからっていうのもあるんだろうが、表紙絵と比べるとたまに「えー・・・」と思う挿絵もあったし。

さっきも書いたが、まぁ面白かった。ただ、展開が急すぎるっていうのが欠点だと思う。
何故坂道にシーツ一枚体に巻いただけの子がいるのか、とか何故急に殺人事件が起こるのか、とか・・・

まぁでも、そういう所に目を向けずに読めば純粋に面白い作品だから、私はいいと思う。
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