長らくI'veの筆頭歌手として牽引してきたKOTOKO。
そのI've卒業後の初作品ということで、旧来のI'veの作家さんに加え、
人気ボカロPを中心に外部クリエイターが多数参加している意欲作。
個人的にはボカロサウンドにもわりと馴染みがあるのですが、
それでも初聴き時は、音が軽いなあ、という印象を受けました。
だけどこれはI've作品じゃなくて、KOTOKOの作品なんです。
そう切り替えると、M2「☆-未来-列車-☆」やM5「青いジープで」のポップさも、
M3「メーテルリンク」のDECO*27氏の哀愁ある疾走系ロックサウンドも、
スペイシーでありながら民族音楽的なM6「mirror garden」も、
M7「Command+S」のハイトランシーなサウンドも、これら1曲1曲が、
彼女のやりたかったサウンドなんだ、と考えるとなにかすごく納得。
逆にそう考えると、このアルバムの中では、
中沢さんとか高瀬さんとか旧来のI'veの作家さんの曲は、
安心して聴けるんだけどちょっと聴き飽きたなあ、という感じも。(笑)
○○のアニメで主題歌だった曲もなければ、○○のゲームで泣いた曲もない。
今までのKOTOKOをリセットしてまで音楽一本勝負で臨んだ初作品。
そんな作品を手に、扉をヒラき、飛び立った彼女をお祝いしたいですね。