悪い点・・・
1. 当然の事だが、ミニ鍵盤が小さ過ぎて弾き辛い(鍵盤数を少なくしたR3のようなノーマル鍵盤での小型タイプがあっても良いと思う)
2. お世辞にも直感的とは言えない面倒な操作性(小さな本体に無理矢理詰め込んだ感がある)
3. 液晶ウィンドウも小さくて、読み取り辛い(もう少し大きく出来たはず)
4. ドラム・テンプレート(パターン)は極端に少ない(偏っていてる)ので、ドラムフィルのバリエーションが多数欲しい(特に完全な手打ちが嫌な)場合は、BR-80等との併用が必要。
5. つまみが敏感すぎて、ライブ・パフォーマンスには絶対不向き(つまみだけだと、単純なテンポ調整もまともに設定できない)
6. SDカード(2GB)が無いと、本体だけでは作成した曲の保存ができない(今時、2GB程度なら安い物だが…)
良い点・・・
1. とにかく軽量(2.6kg)でコンパクト(全く場所を選ばない)
2. さすがKORGとしか言い様の無い、素晴らしい音色の数々(好みは人其々だが、安価な鍵盤楽器に有りがちな、安っぽい音色は一切ない)
3. リアルタイム(ループ)レコーディングの流れでグリットシーケンス(非常に簡易なステップレコーディング機能)にワンタッチで移行できる為、複雑な演奏や演奏自体が苦手な人でも作業を中断する事無く、簡単に(実際には、1曲丸々グリットシーケンスだけでも)曲作りが出来る。
4. KORGのサイトやyoutubeなどに専用のオペレーションマニュアル(購入時には付属のディスクに収録されている)の動画がアップされている為、説明書を読むのが面倒な感覚的ユーザーでも比較的短時間で基本的な1通りの操作が可能。
5. さすがにサンプラー機能こそないが、それ以外の現在考えられる鍵盤楽器のほとんど全ての機能がこの小さな本体に集約されている為、相当の時間は要するものの、完全に覚えれば(よほどこだわらない限り)敢えて他に高価な器材(楽器)は必要なくなる。
6. 実際、音色・デザイン等、同価格帯である『KORG X-50』のモデルチェンジ版(X-50のシーケンサー機能付き、ミニ鍵盤バージョン)である為、とりあえず細かい機能は一旦置いて(単体シンセとして)利用すれば、買ったばかりで不慣れな状態でも大変有意義に楽しめる。
総評・・・
分かりやすく例えるなら、格段にバージョンアップした小型の『KORG 01W』と言った所。
パフォーマンス重視のDJや、綿密なステップ・レコーディングDTMユーザーには全く必要ないが(坂本龍一氏等を始めとする)名立たるプロが多用するリアルタイム・レコーディング中心ユーザーの作曲・アレンジ用のキーボードとしては(オモチャ的な意味も含めて)打って付けの楽器である事は間違いない。
更に言えば、例えどんなプロ・ミュージシャンでも、四六時中楽器に触れている訳ではない。
下手に高価な(しかも大きくて重たい)キーボードを買っても、ホコリをかぶっている期間は虚しさも(キーボードに比例して)大きく、重く感じるもの。
その点においても、この(値段とサイズ・重量の)シンセなら、全くストレスは感じない。
さらに、この製品を選ぶ基準としては・・・
1. 部屋のスペースが限られている。
2. 電源は確保できるが、とにかく移動が多い。
3. 集合住宅などの音の出せない環境の為、CASIOやYAMAHA等の『〇〇トーン』に共通するスピーカーが邪魔。
4. 鍵盤のないシーケンサーでは物足りない。
5. ベット(枕元)等で、寝転がって曲が作りたい(笑)
6. 単体シンセには限界(不満)を感じるが、PCソフトには依存したくない。
等の方々には是非オススメしたい。
ただし、本製品を単なる入門用と勘違いすると初心者には相当なギャップが感じられるはずなので(ミュージックワークステーションタイプのシンセは直感的なミュージシャンには扱いが面倒)
1. シンセサイザーとしての音作り(仕組み)を覚えるなら『KORG monotron』
2. DJ的なグループ感やサンプラー機能を体験したいなら『KORG kaossilator』
3. シンガーソングライター的な(本格的な)デモテープ作成中心の初心者なら、専門知識も要らず、マイク1本あればボーカル録音も出来る『casio CTK-7000』
4. 手っ取り早く、しかも安上がりにステップ・レコーディングを楽しみたいなら、DSソフト『KORG M01』
5, キーボード演奏を覚えるだけなら『casio LK(光ナビ)シリーズ』
等をあえてオススメする。
最後に一言・・・
今回の購入に当たり、1番問題だったのがアマゾンの梱包(実質、何も梱包されていない状態)だった。
佐川の倉庫から迅速に直送されたのは結構なのだが、卑しくとも精密機器である。
最低でも外箱(化粧箱)へ、エアキャップ(プチプチ)を撒き付ける位の配慮はして欲しかった。
おかげで、商品到着時の箱は別の荷物の影響で無残にもひしゃげて破れる寸前。
外箱に直接張られた納品書を剥がすのにも一苦労だった(笑)
(配達件数で給与が決まる)委託ドライバーの丁重な謝罪があったので(着払いなので、受け取らないと彼の給与が減る為に同情してしまい)今回は我慢して受け取ったが(実際に受け取り拒否寸前だった)どうもアマゾンには、外箱も大切な商品の一部だと言う認識が欠けているようだ(事実、他の楽器店では外箱の損傷した商品は『箱つぶれ』等として、アウトレット扱いしている)
後で調べて分かった事だが、今現在(2012/4月2日)ヨドバシカメラでの同商品の価格は45.100円のポイント10%還元(つまり実質は40.590円)で送料無料。
親切な応対と丁寧な梱包、それに加えて実機を試奏してからの納得ずくめで(安心感がある)買い物ができると言う点でも、近場にヨドバシがあるのなら、敢えてアマゾンでの購入は考えた方が良いかもしれない(もっとも、後日アマゾンより丁重な謝罪があったので、これから購入されるユーザーの分からは是正されているとは思うのだが・・・)
とにもかくにも、今後のアマゾンの、より一掃の企業努力に期待する。
モンスター(笑)クレーマーであり、何よりもアマゾン・ファンであるユーザーより・・・