GSがヒットしたのは聞いていて、以前からネオロマは気にはなっていました。
ただ男を落とすゲームだ、という先入観が強く、(ギャルゲーはシナリオがそこいらのものより質の高いものが多く、偏見はなかったのですが)
プレイしたきっかけというのは、好奇心と、まあ安いしやってみるかと軽い気持ちでした。
一週目は正直長く感じ、飽きて途中しばらく放置していたのですが、一週目のラスト、
怒涛の展開で目が覚めました。
ネオロマ馬鹿にしてた!と反省し、それからはのめりこむ様にプレイ。
カバーにある通り、源平合戦がシナリオのベースですが、ネオロマと侮るなかれ。
情け容赦ないシリアスな展開にはらはらしたり、合間にあるキャラ同士やりとりに和んだり、熱い展開に燃え、爽快感に気を晴らし、切なさややるせなさ、悲劇に涙じんわり…と色んなものを味わせてもらいました。
ネオロマをやっているというよりは「歴史ゲーだけどロマンスもありますよ」といったゲームですね。(また、若い方だけでなく、年配の方まで多く登場するのも少し驚きでした。渋いのがいい味出てます)
・シナリオ等
遙か3はネオロマと銘打ってはいますが、全体的に恋愛ゲーム、というほど突出して恋愛イベントが浮き上がっているわけでもなく、上手く源平合戦に絡められていて、それがまた好印象でした。それぞれの立場で立ち回る主人公や登場キャラたちもよかったですね。
攻略キャラは恋愛一辺倒でもなく、シビアなところはシビア。割り切れるところは割り切る。
だからこそのめりこめるのだと思います。
シナリオは、正直出来にバラつきがあると思いますが、どれもドラマ性が高く、楽しめました。どうしようもできないことはどうしようもできず済んでいくのですが、頑張る主人公が閉塞感を自分で突破し、新たな道を切り開いていける、というのも良かったですね。
ただ、ここぞという場面に入る質の低いアニメはどうにかしてほしかったです。
でもシナリオはとってもいいんです、シナリオは…。
・システム
特に気になるような点はありません。セーブロード起動、快適です。
セーブも戦闘以外ではどこでもできるといっていいくらいできます。
私は全クリアしましたが、バグに鉢合うこともなかったです。
・戦闘
戦闘の難易度は低めです。しかし適当にやっていると序盤はやられるレベルです。
円陣システムで敵により、味方を交代させることができます。仲間を鍛えるのも、
自分を鍛えるのも楽しかったですが、一緒に戦っていくと絆があがって、かけてくれる台詞も変わりますし、何より色んな協力技ができるのがいいですね。やりとりも、個性が出ていて面白い。
・やりこみ要素
キャラとの絆を深めると、必殺技・連携技が会得できたりと技が増えます。
全EDをクリアすると、条件はありますが新たなシナリオがプレイできます。
追加ディスクにあたる十六夜記では、鍛えたキャラの能力引継ぎが可能。全クリデータをもっていると、あるシナリオがスムーズに開通します。(MIXJOYしなければなりませんが)
いい点ばかり述べてきましたが、最後は少し気になった点を。
・どの攻略キャラも良く作りこまれている分、シナリオが長い。
これは覚悟しておいたほうがいいです。肌に合わないキャラであった場合、全員クリアして進めるシナリオの為に、惰性プレイ…などという場合もありえます。戦闘・会話でも強制イベント以外はスキップ機能がついてますので、使用すればそこまで苦にはならないと思いますが。
・時空跳躍システムにより、同じシーンを何度もプレイしなければなりません。
これも上記同様、スキップできます。
・原画師がスチルにより違うので、スチルの出来や塗りに若干バラつきがあります。(私は許容範囲です)
以上色々と書きつらねましたが、遙か3。
ベストの値段でやるには、ボリュームも質も十分すぎるくらいのゲームでした。
私は、このゲームで、ネオロマの印象ががらりと変わり、いいものはいいのだと実感しました。
たとえ、定価で買っていたとしても、後悔のない、満足のいくゲームであったと思います。
もっと早く出会いたかった。