結局SLGってジャンルは「敵AIの賢さ」が全てなんじゃないかと思っています。
それさえしっかりしていれば、多少グラフィックが劣っていようが、操作可能な
コマンドの数が少なかろうが、何度でも楽しく遊べると思うんです。
で、「このシリーズで肝心のその部分が進化しているのか」と問われると残念
ながら答えはNOです。無印版の不具合を修正したこの作品でも、敵のAIの
お粗末さは相変わらず。「敵拠点を攻めても兵力豊富な近隣拠点から援軍
すら出さない」「兵種の機動力を考えず攻めてきて各個撃破される」「絶対に
ありえない施設の配置・武将の育成」等、シリーズ11作目にもなってどうして
こうも悲しい状況のままなのか…と頭を抱えてしまいたくなります。
初めて三國志をプレイした時には、今はお粗末でも将来「呂布はあらゆる
場面で好戦的で袁紹は常に消極的な思考をする」とか、いろいろ進化して
いろんな楽しみ方ができるようになっているに違いないと期待していたもの
ですが、現実は厳しいですね。海外の人気SLGなんてここ10年の間でも
格段に進歩しているというのに…。中国・インドのグローバルなソフト会社が
参入してこない限り、今後も劇的な変化は望めないのかもしれません。
ただ、武将のデータなど三国志の資料的な価値は高いです。
価格も手頃ですし、シリーズ未経験の方が初めて購入しプレイする分には
なかなか楽しめるのではないでしょうか。