急になつかしくなって手をつけてみたのが今作、絵がずいぶん綺麗です。
プレステ版で聞いたとき違和感があった声優さんもずいぶん上手くなっていてゲームのクオリティが上がっていると実感。
少し違和感があったのはアニメ、説明書、EDそれぞれでかなり絵柄と雰囲気が違うこと
(立絵がワイルドだったり大柄だったりするキャラがアニメでは微妙にお耽美系になる、等)と、CGの仕上がりに大幅に差があること。
聖獣守護星陣のほうが出来がいいのが旧キャラファンには辛いかも。
『説得』のシナリオはかなり『守護星』という存在に重みを感じさせたと思います。
ただ印象に残るシナリオと、どことなくかぶっている設定があったり、なんとなく消化不良で終わってしまうシナリオなど若干の差はありましたね。
デートスポットも豊富で、CGやお茶会などのイベントも楽しめましたが、しいていえば同じデートスポットに続けて何度も誘うことはできない、などの難易度はあってもよかったかもしれません。
ついインジケーターを上げるためにデート相手の好きなスポットに誘ってデート相手の好きなものを注文して…とマシーン化してしまうので。(複数EDを見たい時にはやりやすいし、初代のスポットが公園と森の湖のみだったことを考えるとそこまで求めることもないのかもしれませんが…)
主人公エンジュのセリフが多いことには賛否両論あるようですが、私は賛成派で、今までのアンジェリーク主人公の中で一番好きです。
恋愛SLGでは主人公があまり喋らないほうが「この主人公は自分!」と自己投影がしやすいところはありますが、今までのシリーズでは主人公の選択肢がオウム返しのセリフのみ(「そんなぁ」とか「もちろん」とかいった)、たった一言返すだけでこれだけ容貌も能力も優れた守護星たちが突然現れた女の子に惹かれるものなのか?とちょっと疑問だったので。
エンジュと守護星の会話にはより深い深層心理に基づいていたり哲学的な面もあって、少しもしみない傷薬のような彼女の言葉に癒されて励まされる彼らの気持ちが「どうやって恋愛過程に変わっていくか」、そういった心の動きをかなりリアルに感じました。
凝っているぶん面白いけど、懲りすぎていて関心をもつキャラのウエイトが置きにくく、何をやったらいいのかわからなくなることも。(キャラクターが増えるとややこしいからと、説得をあとまわしにして星の育成ばかりしていたので、説得した守護星の人数が星の増減に影響すると知らずに、かなり効率の悪い方法ですすめていました)
一話で神鳥編、二話で聖獣編、三話で合同、など分けてくれたほうが、聖獣守護星たちの魅力を感じやすかったかもしれません。特に最後に仲間に入れるキャラは集めると事件に発展してしまうため、どういう人かよくわからないままクリアしてしまう可能性が高いです。お茶会などでかなり助けられているところはあると思いますが…。
これだけ大所帯になってしまった上、シリーズも重なるとこれから旧キャラで何か新シリーズを出すのは不可能でしょうか。全ての作品をやっているというほどのファンではない私が言うのも何ですが、ネオアンジェリーク等彼らのいないアンジェしかこれからでないのだとしたら、やはり少し寂しい気がします。10年以上おなじみのキャラをひっぱって作品を出しただけでもすごいことですが、やはり何らかの形でまた彼らを拝むことがあれば新作を購入したいです。