クールぶっていた主人公の女の子が次第に友情にあつい面を見せるところや、小説冒頭で語られる事件で心に深い傷を負った女の子が時折見せる健気な強さ・その一方で覗かせる傷の深さなど個人的にはツボでグッと来ました。
(私がそういう話に弱いので評価が甘めなのかもしれません)
正直なところ、帯の煽り文句は少々ピントがずれているような気がしないでもないです。そんな「大きな戦いに巻き込まれていく」と言うような展開は無く、どちらかといえば登場人物それぞれが個人的なトラウマとどう向き合っていくかという話だったように思います。個人的はむしろそのような語り口にこそ好感を持ったのですが、帯に書かれているような展開を期待する読者にとっては若干物足りないかもしれません。