「Dragon head〜」のDVD目当てで、他の2作品はある意味ファンとしてオマケのつもりでの購入だったのですが、「GENIUS INDIAN〜」、「吉井武道館」それぞれの吉井さんのステージパフォーマンスに予想以上に楽しませてもらいました。
「GENIUS〜」の方はまさに4thアルバムの完全再現といった感じで、効果的な映像をバックに「宇宙」というテーマの世界観の曲を吉井さんが歌い上げたツアーファイナルの作品です。パフォーマンスの方は前回ツアーの「THANK YOU YOSHII KAZUYA」の時よりも自然な感じで、どこか透明感の漂う印象です。喉の調子もいいようで声もよく通っています。全てにおいて、まさにクリーンヒットなステージですね。そんな中、時々控えめな様子で「楽しんでますか?」と観客に語りかけるところが、何だか素の仕草に見えて可笑しかったです。(そういうとこも含めてまた一層ファンになりました。)後半では往年の「LOVE COMMUNICATION」も演奏。感動のあまり思わず涙が・・・。
「吉井武道館」の方は、武道館という大舞台を何故ここまで肩の力を抜いて楽しめるのだろうと思うぐらいリラックスしたパフォーマンスに見えます。さすがに「ライブモンスター」というよりは、既に「日本武道館の主」と化したようなスケールを感じます。曲の方も新旧織り交ぜて歌い上げており、自分のアーティスト人生を総括するような豪華さで観客を魅了してました。華やかながら時にコミカルなところも垣間見せて、吉井さんの人間としての器のでかさが実感できます。ビートルズのカバー「HELP」はしっとりと歌い上げ、人との出会いの大切さを切実に訴える姿に新たな一面も。このステージからバックで演奏するサポートメンバー達の印象もより強く残る方も多いのでは。
「Dragon head〜」は先にもライブCDが発売されており、そこでバンドに新加入したドラムのジョシュ・フリースの演奏力と存在感に度肝を抜かれた方も多かったようですね。ロックを前面に押し出したナンバーのオンパレードで、こういったライブはイエモン時代にもなかったのではと思える程の荒々しさがあります。ライブハウスの中で観客達を自分の世界に即座に引き込んでいく彼のステージ力に圧倒されました。
自分的にそれぞれのライブを象徴していたと思える曲を一曲ずつ挙げるとすれば、
・「GENIUS〜」は「雨雲」
・「吉井武道館」は「NATURALY」
・「Dragon head〜」は「Pain」ですね。
メイキングの方も吉井さんとサポートメンバーの人達のアットホームなやりとりや、笑いどころ満載の打ち上げ映像なども見れて充実した内容です。「Dragon head〜」のDVD単品よりも、余裕がある方はぜひDVD BOX購入をお勧めしたいです。