ネムキでも「人とモノと人」の触れ合う話を描いているかまたきみこさんの、ネムキ以外の初コミックス。
読み逃していた1話がようやく読めて嬉しいです。
人間国宝の刀鍛冶の家に生まれ、父も祖父も当然のように家を継ぐことを求められる高校生の主人公が、
なんだかんだいいながらも刀とそれに秘められた思いを知り得てゆく物語です。
家業のせいで友人もいない日々を送ってきたけれど、彼と遊んでくれるのはそのときを経た幾振りもの刀たち…
人の姿に見える刀の秘めた物語が、とても良いのです。
刀は武器であると同時に美術品でもある…ということは、人智を超えたところにある何か、でもあるということ。
人の心に引き寄せられ、人の思うままに翻弄されてしまう刀たちの、
嘆きや願いや喜びを知ること…それの入り口に立った主人公の、この先がとても楽しみです。
どの話も後味がよく、さわやかでいとおしいお話なので、読んでみてください。
個人的に刀の精の少年がレギュラーにならないかな〜〜と思っております。