いわゆるアイドルのライブ写真集を想像すると肩透かしを喰らったような気分になるかもしれない。
この1冊は写真集という名の記録集なのだと思う。
4部構成でバックサイド、ライブ、インタビュー、ポートレートという内容だが、特筆すべきはライブ部分と同じ位のボリュームのあるバックサイド部分だろう。
KAT-TUNはDVD特典などでもなかなか舞台裏を見せてくれない。PVのメイキングでほんの少し垣間見せてくれる程度だ。
今回写し出された打ち合わせ、稽古、リハ、楽屋の写真は実に興味深く、彼ら6人の真摯な表情は華やかなライブステージの裏側にある数多くの努力の積み重ねをリアルに感じさせた。
インタビュー部分では衣装スタッフのインタビューがいい。
KAT-TUNの衣装へのこだわりはファンはよく知るところではあるが、実際に製作に携わるスタッフの話を仮衣装でリハする写真と本番の写真とを合わせて読んでみて本当に面白かった。
パートごとに紙質、印刷、雰囲気もガラリと変えた構成のこの写真集はKAT-TUNらしいこだわりがつまった1冊であり、現在のKAT-TUNを知る1冊なのだと思う。