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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
韓国人の文化・習慣と芸能界を識る一冊。,
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レビュー対象商品: KARA、少女時代に見る「韓国の強さ」 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
この著者はこれまで多くの日本人と韓国人の違いをテーマにした著作を出してきている。問題は一韓国人である著者、朴 チョン玄氏個人の主観を持ってして“一般の韓国人”の感覚としてよいかどうかだが、 私は現在も多くの韓国人の若者と懇談する機会を持っているので、この点は極めてバランスよく書かれていると確信をもって述べておきたい。 読み進み、まず驚くのは韓国芸能界と政治との距離がやけに近く、常に芸能界から韓国民への影響に神経を尖らせている事実だろう。 韓国が日本に比べて約1/3の人口であるとはいえ、余りに芸能界=国民の風紀の乱れといちいち直結して考え、国会で問題視されたあげく テレビ局もそれをダイレクトに受け止め規制に走ってしまうのだ。ここは読み進めて行く中、実は我が日本を振り返るに、むしろ日本が芸能界とそこからの影響を軽視しすぎているとも思えてくる。 儒教文化の背景からつい最近まで、女性のファッションでヘソを出すことを深刻な問題として議論していたように、韓国で十代のアイドルは日本のように決して水着にはならないーーしかしこれは正常ではないか、日本では無闇に幼いアイドルに水着を着せて何をさせようとしているのかと考えるに、こっちのほうが恥ずかしいとも感じる。 そして日本はテレビから受ける国民の影響は実際は小さくない。文化の問題として真剣に捉えるならば、どうも日本が悪い意味でアメリカナイズされたあげく麻痺している気もする。 面白いのは常に芸能界の動向に過敏に反応する国家およびテレビ局に反発した芸能人が、アメリカなど国外に出て行き、そこで学んだ物を韓国に持ち帰り、そんな彼らが今度は芸能人を送り込むプロダクションを興している事実だろう。少女時代や東方神起要するSMエンターテインメントの社長イ・スマン(李秀満)氏やワンダーガールス、2PMを要するJYPエンターテインメント創始者のパク・ジニョン(朴鎭英)氏もそういった経緯の持ち主だ。 韓国は国が小さく日本の芸能界市場の1/30程度と言うこともあり、結果的に国外に出て、中国や米国、日本を目指す発想を普通に持っている。これはサムスンやLG等大手企業の思想と同じ地理的事情からの韓国人の果敢さと、世界へ出ていくからには外国語の習得やすぐに通用するレベルの実力をつけさせてからデビューさせる手法に繋がっている。実際、韓国のTV曲では口パクが禁止なのだ。 そんな韓国の業界は“韓国ー中国ー日本が中心となったアジアの市場”を意識し、日本はその一部でしかなく最終的には中国市場を重く見ている。中国のマーケットとは大きい。成功するならアメリカの五倍であり「もしそうなったらわざわざ欧米に行く必要はない。ブリトニーもBoAとライブをやったほうが稼ぎになるからだ」と野望を抱いている。 今回の本のタイトルに偽りはなく、それそのものは韓国の特質として良くもあり悪くもあるが、国家・文化背景が結果的には現在の韓国系アイドルやグループの強さに結実している事がわかる。 また、ページを多く割いて触れている内容としてスケートのキムヨナの厳しく孤高の苦難の道のりも読み応えがある。実は日本は芸能界だけではなく、キムヨナの活躍などから自然に日本人へ韓国パワーが浸透してきたとの見方も出来る。読む価値ありの一冊だ。
14 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ドラマやK-POPから入ったファンの好奇心を満たす,
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レビュー対象商品: KARA、少女時代に見る「韓国の強さ」 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
韓国だから、という訳ではなく、たいていの日本の韓流ファンは、冬ソナとか、BoAとか、そして、KARA、少女時代などの、ドラマや 音楽、エンタが好きで、それがたまたま、韓国発だった、ということだと 思います。そうこうしているうちに、「じゃ、そういうことに 至った、韓国人、韓国の歴史、文化、そして、日韓の違いと共通点とか って、どういうのがあるの?」となる。つまり「もっと知りたい、韓流のこと」 というわけです。 そういうタイミングに本書はまさに時機を得ました。 難しい、「歴史」「文化」「習慣」などというとかまえて しまいますが、Kポップアイドルや、ユンソナ、BoA、そして、フィギュアの キム・ヨナ(にいたっては、一章をさいて語っていますが)に言及しながら、 そこら辺を語られると、なんか、とっつきやすいし、読みやすい、ということになる。 そういう意味で、本書は、韓流、というか、なぜ韓国のアイドルはこんなにアジアや 世界、日本で盛り上がったのか、という雑学本としては、楽しく読めます。 とくに、少女時代などに至る系譜については、とっても詳しく書かれていて、 例えば、「馬三トリオ」や、ワンダーガールズ、BoAなどを経て、KARA,少女時代に至る 流れは大変興味深く読みました。また、KARAファンと少女時代のファン(日韓ともに)の 相違なども分析(?)されていて、これも面白い。
27 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
大衆文化に見る、韓国人の絆の強さ,
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レビュー対象商品: KARA、少女時代に見る「韓国の強さ」 (講談社プラスアルファ新書) (新書)
タイトルは不正確で、少女時代をはじめとしたK−POPアイドルの簡単な変遷や戦略は網羅されているが、KARAについてはそれほど深く言及していない。 むしろフィギュアスケート選手であるキム・ヨナについて、 韓国国内でのフィギュアスケートの注目度の移り変わりや、 キム・ヨナが世界一に輝くまでの困難などを丸々1章を割いて丁寧に解説している。 著者本人が「エッセイ」として書いていると述べているとおり、 ごく個人的な経験や感想を述べている部分も多く、新書(教養)としての内容はあまり厚くない。 ただ、アイドルたちが練習生として訓練を積む期間、 ファンの年齢層、整形・兵役・金銭に対する考え方などは、 どれも基礎的な情報ではあるものの、ポイントを抑えていて腑に落ちる部分が多々あった。 個人的には、韓国の歌番組では口パクが禁止されている、などちょっとした雑学が意外と興味深かった。 K−POPを入り口にして韓国文化への知識を深めたい人には、 とても読みやすい入門書になっていると思う。
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