役所広司さん最高の当たり役ではないだろうか?寒竹一将は暴力と誠意と勇気と愛と悲しみの全てを体現したヒトである。
この作品にはさまざまなバージョンがあり、オリジナルのビデオ版、wowowでもオンエアされた「自己開発セミナーにおける、
火事場からのデブ救出シミュレートの課題」を含むおそらく189分のバージョン、LD化されたバージョン(インターナショナルバージョン?)、
「暴走族結成のいきさつ」「タクシーの客のインタビュー」などを含む北米版DVDのバージョンなどが確認されている。
また、ミッキー・カーチス、矢島健一、片岡礼子、内藤武敏、高橋和也らの演技・キャラクターも実に魅力的だ。
同時に高橋和也演じる暴走族のメンバーたちのキャラクターも素晴らしい。特にダブルロシアンルーレットのシーンは秀逸だし、相棒の死に様も
素晴らしいシーンとなっている。
そしてこのシーンの主役でもある、ミッキー・カーチス演じるアニマル会長の「冷酷にして粋な趣味人で音楽愛好家」は日本映画が生み出した
最高にチャーミングな悪役といえる。
音楽は数年前に他界した川崎真弘。「金融腐蝕列島」「バウンスkoギャルズ」のサントラとならび、こちらの劇伴はペルー音楽をベースにした
最高のものである。
制作から今年で17年。ようやく、全てのシーンを通して(もしくは映像特典で)確認できる。実に楽しみである。