RIZEの1年2ヶ月ぶりのニュー・アルバム。
ここ最近のRIZE作品の中では特に抜けの良いアルバムに仕上がった(と、思う)。
復活作「SPIT&YELL」以降、再びロックシーンの最前線に戻ってきた彼らではあったが
個人的に「FOREPLAY」までの流れが好きだったので、どこかそのノリについて行ききれない部分が個人的にあった。
もちろん前述の作品と前作もチェックしたが、そこまで「くる」作品ではなかった。
だけどこのアルバムは素晴らしい。
なんとうか、前のめりでもなく、斜に構えてるわけでもなくナチュラルな作品だと思った。
無理をせずに、伸び伸びとした抜けの良いロック・サウンドと
ネガポジを駆使した小気味のいいリリックが絡み合って、魅力的なロック・アルバムになっているなあ、と。
アニメのOPにも使われた、王道のロックナンバー「LADY LOVE」で幕をあけ、
そこから息をもつかせぬ怒涛のロックチューンのがドバドバと流れる。
4曲目の軽快であり、コアな良曲「Live or Die」でいったんリセットして、
再び跳ねるようなハードコアな楽曲が立て続けに続く。
もちろん緩急もしっかりと存在する。なんとここへきてバンド自身のことを真正面から歌いきった「RIZE」あり、
(個人的にTokieへの感謝の言葉に感動した。)
またRIZEには珍しく、日常を祝福する歌「何でもない日の祝い方」あり、と非常にフレキシブルで聴きやすい。
だけどしっかりとヘヴィな部分やアンチテーゼの部分も存在する。ある意味理想的な作品だとも思う。
先日、NHKのラジオでメンバーが「RIZEを続けるかどうかという部分まで話し合った」という趣の発言をしていた。
こんなにも、シャキシャキした純度の高い作品なので制作も好調だったのかな?と思いきや実はそこまで苦労して作った作品とのことだった。
気合と心血がたっぷりと注がれた入門にもぴったりのRIZEからの一撃「K.O.」。
是非ノックアウトされて欲しい。