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64 人中、52人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
サンデルの正義論,
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レビュー対象商品: Justice: What's the Right Thing to Do? (ペーパーバック)
ハーバード大学教授のマイケル・サンデル先生が、政治哲学の講義を実に分かりやすくまとめている文献です。2010年5月21日に日本語版の翻訳である「これから「正義」の話をしよう」も早川書房から出版されました。身近な事例を豊富にとりあげ、正義とは何かを論じています。サンデル先生は、幸福、自由、美徳の3つの観点から正義の本質に迫っていきます。サンデル先生は、最初に最大多数の最大幸福を標榜する功利主義者(ベンサムやミル)の見解を検討します。功利主義に対して、サンデル先生は、個人の自由と尊厳より功利を優先する点や単一の評価基準で幸福を測ろうとする点を批判します。次に、同意に基づく個人の自由な選択を重視するリバタリアン(自由主義者のノージック)をとりあげます。そして、カントの道徳形而上学原論を分析し、社会契約論にふれて、ロールズの見解への発展していきます。ロールズは、自由と平等を尊重しながらも、最下層の人々に便益となることを条件に、公正なスタートラインに立って実力主義で格差が生じることを認めますが、サンデル先生は美徳の観点から批判的に検討していきます。さらに、共同体の美徳や善を重視するアリストテレスの見解をとりあげ、サンデル先生は、個人の尊厳を認めつつ、政治が道徳的善から中立的でありえないとして、共同体の中に存在する人間が善良な生活を目指す正義論を示していきます。具体的な事例は、悩みぬく題材として上手く選択されていて、犠牲者を選ぶ話、高額所得者の財の配分的正義、臓器売買、代理出産、傭兵、殺人犯から友を守るたえの嘘、妊娠中絶、大学の目的と選考基準、戦争責任、同性結婚など、考えさせられる教材でもあります。
36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こういう読み方も!iPodのPodcastとの組み合わせで英語は飛躍的に伸びます!,
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レビュー対象商品: Justice: What's the Right Thing to Do? (ペーパーバック)
マイケル・サンデル氏の画像が一躍NHKにて注目を浴びたのはまだ新しい記憶の中ですが、iPodのPodcast (iTunes U)で各大学講座を調べていますとかなり以前からこのプログラムについても非常に高い評価がなされていたなあ、と感じることがあります。現在日本ではNHKの番組の視聴率が高いということでこれをそのまま評価する方々が多い。それはそれでも良いのかなあと思います。 一歩進んで、英語で聴いて英語で読み尽くす。このスタンスで今後はこうした番組・プログラムを理解しこなしていくのが大切になってくると僕には感じられます。 マイケル・サンデル氏の図書はペーパーバックならばそれほど高価なものでもありません。また、テレビで見逃していてもこのポッドキャストで生の英語で聴くことが出来る。 そう思うと、これからは英語で理解し、英語で表現している彼らを模倣できる能力、その程度は身につけた方が良いかと思われます。 難しくは決してないので、両方揃えて少しずつ進めてみましょう。皆さんならば出来るはずです。なぜなら、僕のような英語を後から学習しているものでもやる気になれば…出来るからです。 そのような学習方法を今回はお薦めします。是非チャレンジしてみて下さい。面白く英語もサンデル氏も理解出来ると思います。
25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
明晰な文章,
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レビュー対象商品: Justice: What's the Right Thing to Do? (ペーパーバック)
果たして自分の英語力で読めるだろうかと心配しながら購入した。でも、意外とすらすらと読めるのだ。それは文章がとても論理的に書かれているからだと思う。サンデル教授の頭脳の明晰さが、そのまま内容に反映されている。この本は、読んでいる間中、まるで透明な川の流れに身を(もしくは頭脳を)任せているような快感を味わえます。
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