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ウェイン・ショーターがこのライヴをレコーディングした1964年、彼はアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズで数年間活動した経験から、自分自身をサックス奏者兼作曲家として自覚していた。このライヴではピアノにマッコイ・タイナー、ドラムにエルビン・ジョーンズ(2人とも当時一世を風靡していた、ジョン・コルトレーン・カルテットの主要メンバーだった)との競演だが、『Ju Ju』はショーター独自の個性だけでなく、コルトレーンとの共通点もよくわかる1枚になっている。彼もコルトレーン同様複雑なラインとハードなサウンドを好むが、ショーターの方が正統派の曲作りを指向しており、コルトレーンの濃密な音楽にはない、日常的な感情が彼の音楽には感じられる。ショーターは曲の盛り上げ方を熟知しており、メジャーとマイナー、協和音と不協和音、異なるリズムといった、対照的な2つの要素をうまく組み合わせて、不安と陽気が入り混じる複雑なムード、緊張と歓喜が交錯するスイングを作り出している。この構成はタイナーとジョーンズにもぴったりはまったようで、2人とも個性を発揮しつ「Ju Ju」には緊張感を、打って変わって「Yeso or No」にはリラックス感を、そして「House of jade」にはオリエンタルな雰囲気をほんのりと加えている。(Stuart Broomer, Amazon.com)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
複雑かつ豊かな色彩感のリズム隊をバックに、ストレートな表現が冴える代表作。常に大物たちとのプレイで磨きをかけてきたショーターの実力に圧倒されるばかり。