リーダーでピアニスト、トーマス・ローダーデール率いる米西海岸の
ビッグ・バンドの5th アルバム。
EU、US、では大ブレーク中のスウィング・ジャズをベースにアメリアッチ、タンゴ、サンバ、サルサ、
アラビック、OST、果ては歌謡曲まで超絶クロスオーバー楽団のクリスマス・アルバム。
アルバム・タイトル、極上のジャケットを見てオーソドックスなホリデー盤と思うと、
下手出し投げで土俵に叩きつけられると言った感じ。
既出のアルバムを聴いた方なら理解出来ると思うのだけれど、そもそもアルバム通しての
音楽ジャンルの統一感など眼中に無い制作スタイルを取っている。
オープナーは楽団のヴォーカリスト、チャイナ・フォーブスとギターによる
ムディーなホワイト・クリスマスでスタート、2曲目は同曲をゲスト・ヴォーカリスト由紀さおりが、
しなやかに日本語で歌い上げるってな意外性がなんとも良い。
T-03、はロシアぽく T-04、ドゥー・ワップを交えたキュート・ポップ
T-05、中東ぽく厳かに T-06、パーカッションを効かせたアラビック風に
T-07、中国語で中国の新年祝辞ソング T-08、カリブ風味のポップ
T-09、イタリア語でのオペラ T-10、賛美歌をジャジーに
T-11、スチールギターが登場のハワイアン T-12、ロマン歌謡って言うかタンゴ
T-13、「きよしこの夜」ドイツ語で T-14、「蛍の光」をフランス語、英語、アラビア語で
リオ・サンバ風に仕上げます。
Pink Martini にしか出来ないであろう多国籍文化満載の変り種の
Xmas アルバムでした。 愉しめます。