主人公は10歳の少年、ジョジョ。
ある日、彼が住んでいた村は内戦に巻き込まれ
家族のみならず、村人全員が−彼だけを残して−
殺されてしまった。
たまたま国連軍とそれを取材するジャーナリストに
発見された彼は、避難民キャンプへと移動することに
なる。
が、平穏な軸は直ぐに去って至った。
日に日に銃声や硝煙がキャンプへと近づいて来る中
彼は一つの決断を−10歳の少年には重い決断を−
するのだった・・・
お察しの通りかなり「重い」読み物です。
学習者向けにこんなテーマを持ってくるのです。
版元の並々ならぬ意欲が窺われます
なので「英語を学ぶ」という主題を抜きにして
物語の中に引き込まれるのは事実です。
加えて子供の視点で話は進みます。
・何故、壁を作るのか?
・何故、争っているのか?
・何故、国連軍は守って(敵側を倒して)くれないのか?
・何故、敵側も助けようとするのか?
それぞれに立場があります。
だから誰もが納得する説明を行うのは困難です。
それ故に、主人公は重い決断をすることに
なります・・・
読後にいろいろ考えさせられる一冊です。