実はこのCD、1994年後半には完成していたんです。しかしメジャー契約をしていたSLEEPが、メジャーアルバム用に作った曲が1トラック52分。これを聞いたレーベル側が「これじゃアカンがな!メジャーでこんなヤバ過ぎることしちゃアカンがな」と52分の超大作をあっさり却下。そしてレーベル側はバンドに無断でこの1トラック52分の超大作を6トラックに切ってプロモーションを始めてしまったのである(1番上の緑のジャケ)。それにバンド側は不満を持ち結局リリースは断念させられた。レーベルとも契約を解消。
もー何だよこれは反則ですよ。52分間ほぼワンリフ。拷問です。そりゃメジャーもリリースを躊躇するよあんた。いやむしろ快感ですよほんと。あっさり聞けちゃうのね。しかも前作には見られない音の進歩たるや凄まじく、脳細胞のひとつひとつに音が話しかけてくるような感覚。素晴らしすぎる・・・。まず全楽器の音がこれでもかと分厚くなってグルーブ感500%アップ。こんな音楽聴きながら車は運転できません。目が廻ります。テンポは遅いといってもスラッジに聞きなれてしまった俺はそんなには遅さを感じない。しかし独特のドラムの使いまわしで、テンポがわからずグルングルンと頭の中をかきまわします。オズボーンのおっさんはこのCDを奥さんから「SLEEPの新作よ!」と持ち寄られ聴き「長いな。終ったら起こしてくれ」と言ったらしい。でも一応絶賛はしているが。
メンバーはこのJERUSALEMを作るに当たってMELVINSのアルバム「MELVINS(LYSOL)」(アルバム発売当初LYSOLというアルバムだったが、同名の殺虫剤メーカーに訴えられアルバム名をセルフタイトルMELVINSに改名)から多大な影響を受けたといっている。LYSOLも同様の長編スラッジナンバーです。興味ある人は聞いてみて!
しっかしこんなすげーバンドがレーベルとのこじれで解散してしまったなんて・・・本当に泣けてきます。勿体無さすぎですよ。
漬物石の変わりに置くも良し!
ケーキのトッピングにするも良し!
お墓のの中に持っていくも良し!
もー!好きにして!