Javaの提供するセキュリティの要素がいったいどのようなものなのかを知る上で、本書は多くの知識を与えてくれる。本書ではコンピュータの一般的なセキュリティ問題を解説した後、Javaそのもののセキュリティ、JDK1.2のセキュリティアーキテクチャーとそのカスタマイズや拡張方法、実装の手法、そしてさらにオブジェクトセキュリティとJavaによる暗号化のプログラムについて解説している。
本書の特徴は、ネットワークセキュリティの全体像から、Javaのセキュリティについて、そのポリシー、デザインといったマクロな視点から、実際のコーディング例を使用したプログラミングテクニック解説といったミクロな視点まで解説していること。これら両方の視点を身につけたいJavaのプログラマーやセキュリティの専門家にとって役に立つ内容になっている。
本書はAPIのすべてを掲載しているわけではないので、必要に応じてJDK1.2を参照する必要がある。また、読むためにはJavaのプログラム技術をある程度知っていることが前提となる。
本書は、ネットワークにおけるJavaのセキュリティの全体像を理解する上で非常に有用な本である。Javaのプログラマーやセキュリティの専門家のみならず、Javaのセキュリティに関心のある人にもおすすめできる1冊だ。(斎藤牧人)
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英語でも読めるが母国語を好むという事でこの本を買おうとしている人には、この訳書ではなく原書を強くお薦めします。
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