タイトルからは,Javaで開発しているプログラマに対する一歩進んだ勉強本という感じを受けるがそうではない。初心者向けのJavaプログラミング解説本である。JDKとEclipseを使い,プログラミング作法を解説している。普通のJava学習書との違いは,オブジェクトやクラス,メソッドといった概念を丹念に解説している点。例題形式で使い方を覚えさせる勉強本とは趣が異なる。少なからぬ人がこのあたりでつまずいていることを考えれば,この解説手法の方がJavaの会得には有効かもしれない。
(日経バイト 2005/10/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
本書ではJavaプログラミングの3つの本質
・プログラミングとは「名前付け」である
・クラスとは「型」である
・オブジェクト指向とは「擬人論」と「責務」である
について、実際のコーディングを交えながら解説します。
本書を読んでオブジェクト指向的なJavaプログラミングをマスターし、効率のよいプログラミングを楽しみましょう。そして「楽」をしましょう!
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* プログラミングとは「名前付け」である。
* クラスとは「型」である。
* オブジェクト指向とは「擬人論」と「責務」である。
上記を Java の 3つの本質と捕らえているが、抽象概念の説明だけではなく、丁寧な文章と質の良いサンプル・コードで解説されているので読みやすい。特に「名前付け」へのこだわりのある記述は、他の著書にはあまり例を見ない。
プログラミング経験者にとっては自明である説明は省き、Java の Java たる部分を、ピンポイントで説明しているので、無駄がない構成になっている。
ただし、文法を体系的に網羅していたり、オブジェクト指向の原理的な説明があるわけではない。はじめて Java を始める人は、これ一冊で Javaを 極めることは無理なので、一般的な解説書との併読が必要だ。