(日経バイト 2005/06/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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まず、この本が意図しているのは、「Javaが受け入れられている理由と、それを支えているメカニズムが分かる」ということであって、「この本を読めば、Javaのプログラムを書けるようになる」ということではないということを強調しておきます。
プログラム初心者の方が、Javaの勉強のために読むのには適しません。間違って買うことが無いように、気をつけてください。
この本がもっとも役に立つのは、「かつてプログラマ、SEとして働いていたが、今はマネージャ職をしていて、『Javaとは何なのか』知る必要が出てきた人」ではないでしょうか。プログラム(特にC,C++)の経験がある人が、Javaのメリットを理解するための本だと思うのです。
内容を簡単に紹介しておきます。
最初に、Javaがプラットフォームに依存しないのはなぜか、どのようなメカニズムでそうなっているのか、従来の取り組みにも触れつつ説明しています。
次に、オブジェクト指向の説明があります。ただし、この説明はあまり良いものではありません。
C言語のポインタとの比較でJavaの「参照型」とメモリー管理の説明をした後、サーバサイドJavaが紹介されます。ただし、このサーバサイドJavaの紹介はかなり大雑把です。
続いてJavaの仕様策定プロセスが紹介され、最後にJavaの将来についての考察が述べられる、という流れです。
前半は興味深く読みました。後半は息切れというか、雑な記述になっていると思います。
この1冊だけでJavaのメリットが分かる、その短所も見通せると考えてはいけないでしょう。また、著者の文章は(技術者らしい)癖があるので、読みづらく感じるところもありました。
とはいえ最初に書いたとおり、「プログラムを書いたことがある人が、Javaのメリットを理解する」ための第一歩としては、良い本だと思います。
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