アルバム構成としては、「バラード・ロック…と、どの路線を中心に行くのか?」
と、多少迷走気味な感じはしますが、バンド演奏も、音も悪くないと思います。
(TVで「勝手にしやがれ」等をライブで見ていた人なら、
アルバム「思い切り気障な人生」の音よりも、違和感無く聴く事が出来ると思います。)
そして・・・ジュリー自身は、もう完全に自分の売り所が分かっています。
「JEWEL JULIE」〜まさにアルバム名通り、
どの曲も「甘くせつなく、今にも壊れそうな輝ける宝石」なジュリーが満載です。
特に、「四月の雪」のあの歌い方は、確信犯だろうと言うくらい凄い。
他の方も書かれていますが、「なんて切ない声を出すのよジュリーってば!」←この台詞そのままです。
このアルバムは、あくまでも沢田研二ではなくてジュリーの世界です。
この後、アルバム「THE FUGITIVE 愛の逃亡者」を経て、
名盤「いくつかの場面」へと行く序盤として、沢田研二の世界を知りたい人には欠かせないアルバム。
必聴です。
・・・
個人的には、バンドをやっている人にも聴いて欲しい。
今、下手な小細工を使わなくても、これだけ迫力のある演奏が出来るバンドってどれだけいるんでしょうか?