歌舞伎役者・市川海老蔵が2010年に暴走族との間で起こしたトラブルをメディアで見るにつけ、
『河原者』と罵っていたのですが、「jin−仁−」に度々登場する三代目澤村田之助が
尋常でない役者魂を持っていたこと、そしてWikipediaでこの田之助もまた両手両足を失いながら、
女形を続け33歳という若さで世を去ったということを知ると、この当時の役者さんは
本気で芸に精進していたのだとつくづく感じさせられました。
この巻では相撲の話題も取り上げられるのですが、宮相撲として始まった国技が、これから100年、150年と続いていくとは思わないかという医学館の多紀元えんの問いかけに、「相撲は廃れないと思いますよ」と仁に答えさせた村上先生も、ここ1,2年の相次ぐ角界の不祥事には少々肝を冷やされたのではないでしょうか?
とにかく下手な小説を読んでいるより、このような素晴らしい漫画を読んでいた方が、ずっと
タメになると思います。日本の漫画は小説以上に海外で支持されているのですから。