『ジミー・コリガン』の軸となるのは、現代に生きる孤独で感情の欠落した36歳の男ジミーが生まれてから一度も顔を見た事のない父親に会いに行く旅の物語である。しかし、直線的な語り口でなく、1890年代のシカゴから1980年代のミシガンまで時間と時空を超えた複数の物語が互いに絡み合って同時に展開して行くスタイルを取っている。 ウェアは往来のコミック形式に加えて、展開図、細かいテキスト、イラスト、ペーパー・クラフト、等様々な手法を用い、巧みな職人技によって、人に嫌われる事を恐れるあまり社会との繋がりを放棄してしまった孤独なジミーという男の内面を浮かび上がらせ、独特の世界観を確立する事に成功している。それはつかみどころのない人生、そして時代の流れそのものを叙情性と現実味たっぷりに我々に提示する ※この日本語版は3冊に分けて随時販売です。今回は3巻目(最終)です。
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