『JESUS 砂塵航路』第二巻です。サブタイトルは『灰となりても』。
過去の戦いで教師の職に触れて以降、それこそが自分の求めていたものだと知り、教壇に立つ殺し屋・ジーザス。
カダス共和国で教え子たちをさらわれ、彼らを取り戻すために戦い続けるジーザスは、「クイーン」綾木日奈とともに地下カジノに潜入。かつての「24」三幹部の一人・ナイトとのポーカー勝負の際に姿を現した銀髪の美しい少女は、名を訊かれて静かに名乗る。「アッシュ。『灰』だ」
ジーザスのかつての宿敵にして最高の戦友、御堂真奈美との関わりを示唆する彼女は、教師・藤沢真吾の名でジーザスが潜入する高校に、教え子として転入する。
その存在さえ「24」のクイーンの偽装と言われたキングが実在し、彼の遺産こそが、この戦いの中心であるという事実。次々と明らかになる事実の中でも、ジーザスの意志と格好良さは微塵も揺るぎません。
ジーザスが学んだのは「殺すことで世界は変わらない。だが、別のものなら世界を変えられる」という真理。
ジーザスが教えるのは「何が正しいか、何が間違っているかを自分で考える力。自分の生き方を自分で決める力」という真実。
孤高だった日奈もアッシュも、ジーザスの生き方に心を揺らす。深く考えさせられながらも、漫画としての面白さを忘れない、至高のハードボイルドコミックです!