エイ出版社の「エアラインコレクション」のうちの1冊です。今まで『レトロエアラインコレクション』『エアライングッズコレクション』を読んできましたが、その3冊の中でこれが一番興味深く読めました。JALを最もよく使っているから興味を惹かれたというのもありますが、1社を集中的に取り上げたことで、グッズのジャンル別に歴史が整理されて非常に読みやすいです。また、JAL関連会社のJAAやJTA(南西航空)、合併されたJAS(東亜国内航空)などもかなりのページ数を割いて取り上げています。あの「鶴丸」マークの起源についていまだJALOB内でも論争があるという話は、あまりにもJALらしくて苦笑しましたが。
読んで感じたことは、まさしくJALのたどった歴史が日本の戦後の歴史と一致すると言うことです。この本は単なる飛行機マニアの本としてではなく、昭和の歴史を航空という視点から読み解いた本として素晴らしい物だと思います。
JALの会社自体は今後の成り行きが怪しい雰囲気ですが、この続編が出ますように、『レトロエアライン』の続刊の部に入っちゃわないように(苦笑)頑張って欲しい物だと感じた一冊でした。