バロック音楽の最高峰であり終着点である大作曲家 J. S. バッハの、現在に遺された作品の多くは宗教音楽です。
では何故、バッハは宗教音楽を作曲し続けたのでしょうか。
本書は、その謎に迫るために、バッハが生きた時代のドイツの宮廷・市議会・教会の事情を克明に調べた上で、バッハがどの様に生活し、どの様に考え、教会音楽家として宗教音楽を作曲し続けたかを、分かりやすく、生き生きと語りかけます。
当時の教会事情を深く知る宗教学者の社会史的視点が、バッハの心の襞にまで迫り、これまで誰も描いたことのないバッハ像を描き出しています。
世界的バッハ演奏家であり、バッハ・コレギウム・ジャパン音楽監督の鈴木雅明氏は、「ページをめくるたびに新たなバッハ像が沸き起こるのだ」と推薦の言葉を締めくくっています。