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それじゃつまらないんじゃないの?と思うなかれ。
出生から死まで、どこか一部分に偏ることなく書かれている。中身は濃いが、ありのままのトールキンの姿に、微苦笑し親しみをおぼえながら、苦労せずに読める。生い立ち、交友関係、人となり、時代背景、学問上の功績、作品の出版の経緯etc、とにかく詳しい。トールキンファンには最高に満足できる一冊だ。
愛する余り書き直しを繰り返し!、!!いつも資料探しの合間についつい脇道へそれてしまい、改稿だらけでなかなか完成しないいくつもの作品や、とうとう生前に完成しなかった『シルマリルの物語』。執筆よりもファンレターの返事書きに没頭してしまい、しかしそれ故にアメリカの熱心なファンが自発的にアメリカでの海賊版『指輪物語』の普及を妨げてくれたというエピソードなどなど、作品ファンとしても興味深い事実に満ちている。
訳注も大充実。なお、訳文など(本文中の『指輪物語』の訳文は瀬田訳を使用)「邦訳」としての出来も、さすが評論社という感じ。この本がどういった感じのものなのか先につかみたい人は、「訳者あとがき」から目を通してもいいだろう。
トールキンとC.S.ルイスはオックスフォードでインクリングスというクラブをつくり、いろいろな原稿を読んでは議論し合いました。
その中から「ナルニア国物語」や「指輪物語」が生まれました。
トールキンやC.S.ルイスのファンには必読の伝記です。
トールキン生誕100周年のときに『指輪物語』にあわせて白くなりましたが、さらに模様替えされています。
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