ノーベル物理学賞の湯川秀樹と、比較文明論が専門の梅棹忠夫による、人間と科学の関係を巡る楽しい対談。
その内容は、科学と人間等関係の中で、実に多岐に渡り、読者を飽きさせない。
仮説を排したニュートンだが、実は仮説をもとにその理論を構築した。
科学では数学による思考が主流だが、イメージによる思考にも大きな意味がある。
1つの同じ現象が、因果論でも目的論でも、いずれでも説明が可能だということ。
科学と宗教の共通性と、相違性。などなど。
何気ない二人の話の中に、実に奥の深い本質的な思考が隠れている。
この本は、いわゆる科学哲学といわれる内容を多分に含んでいる。