ロスアンゼルスのスタジオで制作にたっぷり時間を掛けた作品らしい。
なるほど出来栄えは素晴らしい。前作の再録 Ver.の T-5 を聴き比べると良く分かる。
オープニング曲の官能的なデイヴ流3連符のフレーズに魅了され・・・
T-2 小曲ながらグラハム・ナッシュとのアコギ2本のデュオが心に沁み・・・
T-3 サン・オブ・ハリーが参加 まったくそれと分かるギターをイントロから聴かせてくれる
小気味良いゴスペル調の名曲、ハリソンとのギターユニゾンも聴き所。
T-4 アコギとベースだけの秀作、アコースティックでも光沢のあるデイヴ泣き節ギターが冴えるヴォーカルも渋い。
T-5 フェイドインから入るデイヴには珍しいインストメンタルシングル曲『Baby... Please』のB面
ギターはコピー出来そうで、難易度の高い独特の間、見たいなのをプロもアマも痛感する事となる。
T-9 S.ワンダーの高いキーのハーブが哀愁を誘う。
どの曲をとってもホントすばらしい。
あのデレク&ドミノスを結成したのはデイヴ・メイスンである。レコード会社との契約問題で
デレク&ドミノスを早々に脱退してしまった。トラフィック時代から現在に至るその破天荒ぶりは
自分の音楽理念を貫きすばらしい名作を生み出しているが、反面名声や人気という点では
物足りない気がしないでもない。それも音楽雑誌をはじめとするメディア情報に右往左往する
いわゆる似非音楽マニアが聴かないという点では優越感みたいなのがあってなんとも嬉しいな〜。
紙ジャケはどうでもいいけれど2010年デジタルリマスターソニーからのリリースは嬉しい。