本書は、人類の生活を一変させた発明として、印刷術、数学、航海術、火薬、動力、飛行機、通信技術などを取り上げて簡単に解説したものですが、技術自体の解説書ではなく、偉大な発明のいきさつと人間生活への影響について述べたものです。発明者本人も、グーテンベルクは経済的恩恵を受けなかったが、ワットは大金持になりました。なお、グーテンベルクの印刷した聖書は前世紀末に539万ドルで落札されたそうです。
Penguin Readers は英語の学習用教材としてなかなかの優れ物です。やさしい英語で書かれていますが、参考になることが多い。たとえば、動詞 fly の他動詞としての使い方がよくわかります。また、船の速度をなぜノットというのか等の豆知識も得られる。リンドバーグは大西洋横断一番乗りとばかり思っていたが、正確には the first flight by one person でした。小冊子ながら、発明にかかわる興味深いエピソードが多く載っていて、楽しめます。同時に、発明はもろ刃の剣であることをあらためて痛感しました。