2010年12月にこのCPUで1台組みました。Core 2 Duo E6600(2.4GHz)マシンから3年ぶりくらいの自作です。
Sandy Bridge系の第二世代Core i7の発売が迫っていた時期ですが、手堅いメインPCを組みたかったので、不安定な初物を待たずに枯れた第一世代系で組むことにしました。結果的にはSandy Bridge用チップセットでリコールが発生したりと数か月間混乱状態が続いたので、この選択はそれほど悪くなかったと思っています。
ただ、このレビューを書いている2011年3月の時点ではリコール対策版チップセットも出回っているので、新規に組むとしたら第二世代Core i7を選ぶほうがいいでしょう。今からあえて第一世代という人は、旧マザーボードを使用していてCPUだけ換装するなど一部の環境の人になると思います。
マザーボードはASUS P7P55D-Eと定番を選び、メモリは8G(4Gx2)積みました。
ゲーマーではないですが、グラボも普通にゲームが楽しめそうなミドルクラスのNVIDIA GeForce GTX 460を選択。
以上のシステムで特にオーバークロックせず定格運用しています。
使用感は、普段の使用にはまったくパワー不足を感じない余裕の動作です。Core 2 Duo E6600ではCPU使用率が100%近くになるケースが普段使いでも多々ありましたが、このCPUではCPU使用率が数分の一になりました。メインの処理をしながら、サブディスプレイで旧PC一台分くらいの処理をしても余裕があるくらいパワフル、定番の3Dベンチマークソフトやゲーム体験版も滑らかに動かせるレベルです。
Core i7に実装されているTurbo Boost機能ですが、これは予想以上に効いているようです。よく見聞きした「余裕があるときにはクロックアップして」という表現ではあまりブーストされないのかと思っていたら、動画再生から重めのゲームデモまで、ちょっと負荷をかけるとすぐに3.2GHzまでクロックアップしてくれます。逆にアイドルに近い動作では1.2GHzにクロックダウンして消費電力を落としたりと目まぐるしくパワー調整、定格の2.9GHzで動いていることがほとんどないのではと思うほどです。今まで手動で軽いオーバークロックをしていた人は、Turbo Boostに任せっきりでも同じ効果が安全に得られると思います。この賢さには感心しています。
ただ、ちょっと気になったのはCPUの発熱です。室温約20度でアイドル時のCPUは30度、そこからゲームデモ程度の中負荷をかけると60度くらいまで上がります。Prime95などで最大負荷をかけると80度あたりまで達しました。
Core 2 Duo E6600では最大負荷でも60度程度だったのでちょっと驚いたのですが、Web検索してみるとどうやらこれが普通の様子。定格運用なので熱暴走はないかもしれませんが夏場は精神衛生上よくない温度になりそうです。
というわけで、最近になってCPUクーラーをリテールから換装しました。サイズの「KABUTO(兜)クーラー SCKBT-1000」です。これはかなり効果があって、最大負荷の80度が60度程度にまで約20度も下がり、アイドル時の温度も4〜5度下がりました。
CPU温度が下がればTurbo Boostが効きやすくなったりファンの回転も下がったりとメリットがあるので、Core i7系では積極的にクーラー換装を考えてもいいんじゃないかと思いました。