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『The Music Garden (Cello Suite 1) ─ ミュージック・ガーデン』は庭園デザイナーのジュリー・M・メサヴィーとの共同作業。バッハの音楽を1つの庭園に具現化していく過程を追っている。
『The Sound of Carceri (Cello Suite 2) ─ サウンド・オブ・ザ・カルチェリ(牢獄の響き)』は18世紀イタリアの美術家ピラネージによる牢獄の版画から出発し、描かれた空間で演奏した場合の響きを想像によって再現した。コンピューター・グラフィックスによる映像は、ヨーヨー・マが牢獄の中で演奏している風景を表現。
振付家マーク・モリスとの『Falling Down Stairs (Cello Suite 3) ─ フォーリング・ダウン・ステアーズ』、歌舞伎俳優坂東玉三郎との『Struggle for Hope (Cello Suite 5) ─ 希望への苦闘』、アイス・ダンスのジェーン・トーヴィル&クリストファー・ディーンと組んだ『Six Gestures (Cello Suite 6) ─ 6つのジェスチャー』は、いずれも身体表現とのコラボオレーションだ。バッハの音楽の流れを鋭く読み取り、そこに新たな表情を付け加えるモリスの振付が秀逸。
以上はすべて演奏風景、共同作業者たちとの会話、ダンス・シーンなどからなるドキュメンタリー仕立てだが、映画監督アトム・エゴイアンとの『Sarabande (Cello Suite 4) ─ サラバンド』は1本の短編映画。本人役で出演するヨーヨー・マのリサイタル、マスター・クラスをストーリーに取り込み、そこにかかわる人々の皮肉な人間模様を描いている。(松本泰樹)
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