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Insomnia
 
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Insomnia [ペーパーバック]

Stephen King
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 不眠症と幻覚をに怯えるラルフは、自分がまったくの孤独ではなかったと知る。かねてからの女友達、ロイスも同じに幻覚を見ていたのだ。「チビでハゲの医者」は幻覚ではなかった。それは「別次元の存在」―。
 運命を司る、この世ならざる者たち。そのうちのひとりが、いま、この町を皮切りに世界を破滅させようとしている。それを阻止できるのは、その秘密を知ったラルフとロイスの老人ふたりしかしない。
 暴虐と破滅の舞台は、中絶賛成派の活動家が講演を開く公会堂。町の憎悪と反目がしのぎを削り、衝突する地点。そこで「何か」が起こるのだ。時間は残されていない。老いのもたらす非力さを自覚しながらも、ふたりは世界を救うために立ち上がった・・・・。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

命をもてあそばれてたまるか!老人たちの戦いがはじまった。不眠症の人々、チビでハゲの医者、そして真紅の王…。役者はそろった。生命の謎をめぐる最終戦争がはじまる。壮大にして緻密な力作、感動の閉幕へ。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • ペーパーバック: 902ページ
  • 出版社: Hodder & Stoughton (2011/5/1)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 144470785X
  • ISBN-13: 978-1444707854
  • 発売日: 2011/5/1
  • 商品の寸法: 12.9 x 4 x 19.7 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 洋書 - 76,119位 (洋書のベストセラーを見る)
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戦う老人 2004/1/27
By 四条
形式:単行本
街を救うのは血気盛んな若者とは限らない。デリー(の一部)を救ったのは眠れない老人たちだった! 眠れないのではなく異様に早起き──「老人は朝が早い」にも限度があるような不眠症患者たちが、超常現象に足を踏み入れながら活躍するのだ。お笑いスレスレのトンデモに見えながらも、最後は泣けることを保証する。

運命の敵(仮称)に対して行った攻撃といい、敵のチビこけた姿といい、生死が関わる問題にしてはあまりにも当事者たちがか弱く卑小なのだ。

単純に見るなら、デリーを舞台に主人公側が味方する善玉VS悪玉の争いにも見えるだろう。だが、どれも善悪でくくれるような性質ではなく「ただ自分の場所を生きているだけ」なのだ。最後に出てくる……ゲームで言うならラストボスにちかい存在は、なるほど悪を感じさせる。だがそれも、「その性質に従って生きている」ようにしか見えないのだ。

キングは善悪を書こうとしたのではなく、本当に文中に出てくる「運命に関する性質」のみで性格を割り振ったようだ。しかしそんなラストボス(仮称)は、もう生き物というより抽象概念が動いているようだった。更に身近な悪玉たちは、弱いし恐れるし、主人公と怒鳴りあって殴りあう。

これは実のところ抽象的な「運命」がどれだけ卑近なものかを扱った作品なのだ。

途中までは、これから何をやらかしてくれるんだこの老人&●●たちは…とワクワクしながら読める。突っ込みどころだって多い。最後にいたっては大笑いしてやるべきなのか迷いながらも泣けた。暗い救いではなく明るい終わりかただし、「みんなよくやった!」といってやりたかった。(悪玉含めて──個人的には、どうしてもあいつらが嫌いになれない)

おまけ。今も続くキング『暗黒の塔』シリーズへの伏線も張ってある。例の世界が●を通して一瞬現れたような遊びだが、『暗黒の塔』シリーズが好きな読者はここで「ははーん」と訳知り顔で頷ける寸法だ。

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By カスタマー
形式:単行本
あのデリー市が舞台でホラーもの、というとなんだか興奮 してきます。「IT」の話はたまに触れられる程度ですが 時々顔を出します。 今回は老人、痴呆症、ドメスティックバイオレンス、中絶、ゲイといったような事がベースになっています。 アメリカ東部の伝統的なコミュニティーがこうしたものを どう感じているのかということが何となく分かるんじゃないでしょうか。IT亡き後に(笑)どのようにデリーを 痛めつけるのか、気になります。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書の設定で、まずおもしろいのが主人公が老人だということ。彼らのスローペースだが、ウィットを忘れないささやかな日常が描かれていきます。老人が日々思う事柄、思うように動かない身体、各々のレベルで維持される矜持。物語を追うにつれて、いつも通りのキングの執拗な書き込みにうれしくなってしまいます。
日常が変異に侵蝕され、次第に様相を変えていくさまはいつものとおりなのですが、本書の感触は他のキング作品とは少し趣を異にしています。いったいどこが違うのか?
いままでのキングのホラー作品といえば物語の構造が、かなり明確で白黒がはっきり対比されていました。しかし、本書は敵、味方、正義と悪の対比が曖昧にボカされています。
読者は、登場人物と同じように何が正しいのか?何が間違っているのか?ああでもない、こうでもないと暗中模索しながら読み進めることになるんです。しかし、読了してわかることですが、本書は決して見切り発車で書かれた作品ではありません。というより、キングのどの作品よりも考え抜かれて書かれた作品なんじゃないかと思えるくらいです。様々な伏線が見事にラストで結実するところなど素晴らしいし、主人公ラルフが体験する、別次元の描写など付焼刃ではとうてい太刀打ちできない緻密さで描かれています。
本書の重要なキーワードは「偶然」と「意図」。言いかえれば運命と宿命。この、あまりにも扱いにくい大きな命題を、キングは手をかえ品をかえアピールしていきます。
そして、エピローグ。大団円を迎えたのにも関わらず、キングはこのエピローグに多くの枚数を費やします。ぼくは、このエピローグを読んで「タイムトラベラーズ・ワイフ」を読んだ時と同じ感動を得ました。残酷だけれど美しい。悲しいけど、ハッピーエンドなんです。
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