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デビューアルバムの『インサイド・イン/インサイド・アウト』を聴くと、ブライトン出身のバンド、「ザ・クークス」の偉大な将来性を感じる。それはこのバンドは、2つの重大なことがわかっているからだ。それは、豊富なアイディアと、自分達の音楽がどの系統に入るのかを自覚していることだ。だからこそこのアルバムが、ザ・キングズ・レイ・デイビスのスタジオで録音したのが適切だったのだろう。クークスの歌手、ルーク・プリチャードは、デイビスと同じく、キャッチーなギターポップのかたまりだけを取り除くこつを知っているようだ。短くなめらかな一曲目の「シーサイド」のイントロの後、毎曲毎曲一つ前の曲よりもよくなっていき、聴き手の耳を虜にしていく。「ソファー・ソング」は楽器をかき鳴らして、一緒に歌えるようなリズムだが、「エディーズ・ガン」は荒っぽく、じゃんじゃん騒ぐロック調で、「オー・ラ」はまろやかでメロディーが美しく調和していて、その後の正真正銘ファンキーな「マッチボックス」や「ナイーヴ」でうんと盛り上がる。そういった調子で、プリチャードのしゃっくりのような歌い方と、ヒュー・ハリスの最高に巧みなギターに引っ張られ、14曲続いていく。ザ・クークスはこのアルバムのリリース以前から誇大な宣伝をしていたが、それ以上の実力を十分に発揮した。
Album Details
Limited edition Japanese only pressing featuring 15 acoustic tracks by this quirky Britpop band. Includes 11 tracks recorded Live At Abbey Road and four recorded Live In Osaka. Features 'Seaside', 'See The World', 'Sofa Song', 'She Moves In Her Own Way', 'Time Awaits' and more. Virgin 2006.