まず、方眼紙のジャケットの内側に貼るためのシールがついていますが、実際にこれを貼る人はあまりいないと思われ、ほとんどの人はそのままとっておくのではないでしょうか。
とすると、方眼紙がそのままジャケットになってしまう、ということでなんか変に逆ポップな感じ。
ところで、ナイジェル・ゴッドリッチとBECKの組み合わせとは一体?。
今回のアルバムは、私見ですがひとことで言うとロックとダブの空気が支配的。
これはかなりというか、やはりというか予想外の展開。今までのようにブルースやラップ・ヒップホップ調の曲もあるのですがアルバム全体としてはこの空間に支配されているように思える。真ん中に太いベースライン。低音。
しかし、ノリはというと今までのアルバムの中では一番ロックに近いものがあるのでは(それを知らすためかカウント入りの曲も多い)。これはプロデュースがナイジェル・ゴッドリッチだから当然といえば当然なのですが。
とはいえ、しかしそこはBECKのことだからポップ・ミュージックとしても、ダンス・ミュージックとしても聞ける。呆然としてこれもまた了解ずみ。
今回のアルバムは低音、高音を目いっぱいにして聞くと更に気持ちよい。
3枚舌の逆ポップ・アルバム。BECKには、例えば70年代のデイヴィッド・ボウイーのように孤高にラジカルであってほしいと思っているのですが、その期待には充分答えてくれたアルバムでした。逆に言うといい意味でいつも裏切ってくれる、とでもいいましょうか。今度もまた、2006年をさらってしまうのかも???。
ところで、全曲映像対応のDVD付きだけどそちらは見てからのお楽しみということで。なんか贅沢。