まさかの某ギター雑誌奏法DVD付き特集にクリスが取り上げられており勢いで購入。
クリスと言えばポストレイボーンの筆頭として、出て来た当初は話題でしたが(事実1st「Texas Sugar〜」はファンキーブルースの傑作でしょう。とくにストラトの音の良さは素晴らしい)2nd以降は彼が本来持つブルース以外の要素が強くなり、それを望まないファンとの戦いだったように思われます。
かく言う私も3rd辺りから「もういいかな…」と敬遠してましたが、ここに来て彼が最近指向するジャジィなギタープレイも板についてきたようで(マクラフリンが好きなようです。まだまだ全然レベルが違いますが…)得意のペンタ弾き倒しに時折アウトフレーズやオクターブ奏法を絡める辺りは1stからの進化を窺わせます。
楽曲に於いても原点回帰とも言えるジミ、レイボーン彷彿な物(今回はジミ色強いかな?オマージュ的な事をインタビューで言ってますし)とジャジィ、メロウな物がバランスよく配置され単調な感覚は受けませんし、中々聴きごたえがあると思います(個人的ベストは#8、ジミのMACHINE GUNタイプのヘヴィブルースで始まり、サビはコーラスワークも美しい哀感溢れる展開の佳曲)
最後に前述した雑誌の付録DVDを観て思ったのですが、彼はレイボーンや他のフォロワー(ケニーウェインシェパード、ジョンメイヤー、フィリップセイス等)に比べ運指、ピッキング共に滑らかではないのですが、気合い一発、武骨と言うか男気のあるギターを弾くんですよね。その一方で50歳目前にしてジャズの勉強もする。本当にギターや音楽が好きで努力してんでしょう。そういう面含め魅力的なギタリストだと思います。今度久々にライブに行きたくなりました。